1982-08-19 第96回国会 参議院 外務委員会 第14号
国会がこういう終盤段階でありましたために、ここしばらく与野党の訪中使節というものがとだえてはおりますが、日中議連を中心として活発な動きのあることも戸叶委員が御承知のとおりであり、また、戸叶委員御自身が浅沼先生の折の肖向前さんとのお話し合いなども御披露があったわけで、私は、それらのことをすべて総合して日本の進路に過ちなきを期しておるわけでございまして、今回の問題も早晩結論を得る、そういう段階を迎えつつあると
国会がこういう終盤段階でありましたために、ここしばらく与野党の訪中使節というものがとだえてはおりますが、日中議連を中心として活発な動きのあることも戸叶委員が御承知のとおりであり、また、戸叶委員御自身が浅沼先生の折の肖向前さんとのお話し合いなども御披露があったわけで、私は、それらのことをすべて総合して日本の進路に過ちなきを期しておるわけでございまして、今回の問題も早晩結論を得る、そういう段階を迎えつつあると
○国務大臣(櫻内義雄君) 戸叶委員のいまおっしゃられたことは、外務大臣としては非常に重要に受けとめておるところでございます。外務省としては、日本の周囲の諸国との間の友好関係を持続していく非常に大事なことでございますが、いま日本が教科書問題に端を発していろいろ批判を受けるというこの事態を速やかに改善しなければならないということは言うまでもないことであります。
○国務大臣(櫻内義雄君) 戸叶委員の厳しい御批判でございまして、まあ私どもはこういう御批判があることによって、また反省もし考えを正していくということになるわけでございますので、ただいまいろいろ御高見をちょうだいいたしましてありがとうございました。
ただこれにつきまして、先ほど戸叶委員の言われましたように、いろいろな議論が国内にございます一つの原因は、憲法前文に定められましたような情勢が世界的になかなか速く展開をいたしません。
○国務大臣(宮澤喜一君) 戸叶委員がよく御承知のとおり、サミットの会議そのものは基本的には経済問題について議論をするということでございますけれども、しかし食事の時間あるいはその他正式の会議以外におきましては、当然政治問題も議論をされるということは従来もそのようなことがございましたし、今回もそうであろうと存ぜられます。
いま戸叶委員のいろんな話から私も何となくこの問題につられたわけでありますが、それが本当だと思うんです。
これは先ほども戸叶委員が言われていたけれども、私たちは何もミッテランの言ったこと全部に賛成しているわけではないけれども、ああいうきりっとした態度が必要ではないかと思うんですけれども、これは外務大臣に伺って、もう少しこの問題はまた別の機会に続けたいと思います。
そこで現実面からいたしますと、戸叶委員がおっしゃいましたブレジネフ書記長がアメリカ大統領との首脳会談を要望しておる、またそれに先立ってアメリカもニューヨークで首脳会談をやりたいという意思表示などをしておりまして、この両超大国が対話の必要性を認めておるということは、これはわれわれも着目していかなければならないのではないか。
○国務大臣(櫻内義雄君) ミッテラン大統領がフランスの元首として初の日本訪問をいたされたわけでございまして、国会における演説あるいは閣僚の協議会、首脳会談、それらを通じて感じられますことは、ただいま戸叶委員がいろいろの角度から申されましたが、私も同感するところが多うございました。
○国務大臣(櫻内義雄君) ミッテラン大統領がいよいよあす訪日をされるわけでありますが、戸叶委員のおっしゃるとおりに、大統領と鈴木総理の会談は現在の国際情勢下におきましてはきわめて意義深い重要な会談であると思います。
本年の外交方針の演説の際にも、そういう面の体制強化についても今後お願いしなければならぬことを訴えたわけでございますが、戸叶委員の御質問の御趣旨に沿いまして、情報収集あるいは広報活動について、一段と日本としての独自の活動の必要性は痛感しております。
それで、戸叶委員のお考えの理想としているところは、グローバルな世界平和の確立というところに焦点があったように受けとめたのでありまして、そのためにはポーランドを救わなければいけない、あるいは国連中心主義の再確認をすべきである。さらには、今回の国連の軍縮会議に成果を上げるように日本もしっかりせい、腰抜かしてはいかぬ、強い者に圧力を加えられるようなことではだめだ、軽べつされる存在であってはいけない。
○国務大臣(原文兵衛君) 戸叶委員御承知のように、日本の公害あるいは環境破壊というものは高度成長に伴って急激に大きくなりまして、また社会問題としても非常に重要な問題として浮かび上がってまいりました。
○国務大臣(原文兵衛君) 戸叶委員の大変豊富な知識と経験、また大変高い見識に基づいた御意見、十分に拝聴いたしました。先輩の御意見もひとつこれからも大いに参考にさせていただきたいと思います。
○国務大臣(原文兵衛君) 戸叶委員の貴重な御意見を拝聴いたしまして大変感銘をいたしておるわけでございます。放恣に堕してはいけない、グローバルにひとつ考え行動しなくちゃいけないという御意見もあったと思います。
大体私は、三点ほど戸叶委員のおっしゃることについて感じたところがございます。 一つは領土問題について歴史的経緯を踏まえての御論議でございました。これは貴重な御論議として私も勉強さしていただきます。 また、ポーランド問題を契機としての今後の新しい展望についてお話がございました。これは私の外交面で非常に参考になりました。
ただ、ポーランドがあの地理的な状況、戸叶委員の言われるとおりのヨーロッパの中原に所在しておると、こういうことで、ヤルタ協定の会談の線でずっとああいう困難な状況に置かれて、現在のポーランド人民の自由を奪われた形になっておる、これはきわめて遺憾なことでございまして、人道上の問題については、日本はポーランドに対して理解を示しつつも、ソ連の圧力のもとにある軍政に対しては批判もし、またこれに対する措置もとっておると
戸叶委員が桜もかすみの向こうではと、こういうお話でございますが、国際情勢はこういうむずかしいときでありますからそういうかすみもかかる、その桜のかすみは風情があってよろしいんですが、国際間でそういうかすみがかかることは余り芳しくないと思いますが、しかし、外交はそう単純でないということは私もかねがね承知しておるところでございまして、そういうような中で、どのように日本の主張を貫いていくかということがこれからの
○国務大臣(櫻内義雄君) 戸叶委員からただいま一、二の例を引いての御激励のお言葉と受けとめたわけでございますが、最近よく日米貿易摩擦というようなことが言われるわけであります。
○国務大臣(櫻内義雄君) 戸叶委員のおっしゃるとおりに、明年の国連の軍縮総会は第二回目でございますが、これはきわめて重要な意義を持っておると認識しております。それがために、日本としては鈴木首相も率先出席をされようと、こういうわけでございますが、日本といたしましては非核三原則を堅持しつつ、国際間における軍縮が効果的に進むことを期待をするわけでございます。
○国務大臣(櫻内義雄君) 戸叶委員がいま御所見を加えられておりましたが、私もソ連がいま直接に軍事介入をする、そういう挙には出ないんではないかと見ておるわけであります。ただ、ポーランド問題が相当長期にわたっていろいろ注目を浴びておるわけで、その間には間接的な影響力を与えておるようにとれる節は、これはあると思いますが、いまこの段階で軍事介入をする、直接行動に出るというふうには見ておりません。
○国務大臣(櫻内義雄君) 戸叶委員のおっしゃっておられることは、一つの御見識として傾聴をいたしました。現実には、ヤルタ協定をどうしろこうしろということを日本が言うべきかどうかということになりますと、これはよく考えなければならない問題だと思いますが、いまの御所見に基づいての将来の国際情勢の展望ということにつきましては、私も参考にさせていただきます。
そこで、文部省がおられたらお聞きするのですが、先ほど長官も、文部省にも子供のうちからこうしたことについてひとつしっかり状況を認識して湖沼浄化そのほか環境保全ということについて積極的に考えていく、先ほどの戸叶委員のお話じゃありませんが、自然と人間が共存していくという条件をどうつくっていくかということ、これは一人一人の問題ですから、そういうことについて文部省も子供のうちからやってくれているだろうと、こうおっしゃっているのですが
午前中の戸叶委員に対する御答弁の中で、来年は軍縮特別総会が国連では開かれる、そして軍縮については米ソに対して努力を要請するというふうな御発言が外務大臣からはありました。
それから、けさも軍縮の問題について、米ソに対して軍縮を要請するというお答えを戸叶委員に対してしていらしゃるわけなんですが、戦域核の極東配備のおそれがあるという問題について外務大臣発言していらっしゃるわけです。米ソの核競争をやめさせるということは、いきなり核廃絶に持っていくわけにはいきませんので、どこかで凍結をし、そして縮小していく、削減していくということを実現させなければならないと思うんです。
山崎委員長、馬場理事、内藤委員、戸叶委員及び私、坂倉は、去る九月十八日から二十日までの三日間の日程で、岩手県及び青森県において公害及び環境保全並びに交通安全対策の実情調査を行いました。 第一日は、盛岡市で公害・環境及び交通安全行政の概況について県当局から説明を聴取、あわせて北上川清流化対策についての要望を受けました。
○国務大臣(大来佐武郎君) 私もただいま戸叶委員の御指摘のような点についていろいろ考えさせられてまいったわけでございますが、まあいわゆる第一世界といいますか、超大国、その超大国の動きに対する世界の他の部分のいろいろな疑いなり心配というものが存在しておると存じます。
○田中寿美子君 ただいま戸叶委員より大平さんの訪米その他今回の外遊の問題について、非常にたくさんのことを意見も述べられ、お聞きになりました。どちらかと言えば、大平さんに同情の念を持ちながらの御発言であったような気がいたします。ですけれども、私、やっぱり何点か明らかにしておかなければならないことがあるように思います。
しかし、けさほど、先ほど戸叶委員も言われましたけれども、外務省自体が防衛力増強の必要を唱え始めた。外務省首脳というのはどの方たちを意味しているのでしょうか。財界が防衛力増強を言っているだけじゃなくて、外務省も自主外交のためにという、大変うまい言い方で防衛庁への援護射撃をし始めた。このことは、大来外務大臣もやっぱり防衛力増強ということが自主外交に絶対に必要だとお考えになるんですか。
○国務大臣(大来佐武郎君) ただいまの戸叶委員のお話でございますが、確かにある意味では議会制民主主義というものがどういうふうに機能するかということは、いまの世界の大きな問題だと思いますけれども、同時にこういう制度にもいろいろな欠点があることは確かと思いますが、しかし、他のあらゆるいろいろなほかの制度に比べればまだましだという面も相当あると思いますので、なかなか人間社会理想的にはいかない面もあると思いますが
○田中寿美子君 先ほど大臣が、戸叶委員に対するお答えの中で、日本の役割りは平和と建設に徹することだというふうにおっしゃいましたが、こういう何か本当にまた冷戦構造に戻っていって、もしかしたらというふうな心配な時期になりました場合に、私はぜひとも日本が、平和憲法を持っている日本が政治的な自主性をちゃんと堅持して、そういう役割りを果たしてほしいということを希望として申し上げておきます。
それから中東の問題について、過去に日本が余り関係を持ってなかったということを評価する向きもあるわけでございますが、同時に中東の事情というのはきわめて複雑をきわめておるということは戸叶委員も御承知のところと存じます。で、これについては、やはりかなり慎重なアプローチが同時に必要である。
○国務大臣(大来佐武郎君) ただいまのアフガニスタンについての中立化構想と申しますが、この点は、ただいま戸叶委員のお話のございましたように、ECの閣僚会議で、英国のキャリントン外務大臣の提案という形で論議されたようでございますが、EC側ではこれをさらに具体的な提案にまとめてソ連側に申し入れをするということで、準備中と承知いたしております。
○国務大臣(大来佐武郎君) いまの戸叶委員の御質問はやはり水産庁でお答え願った方がいいと思いますので、私の専門分野ではございませんが、食糧問題、特に漁業資源の問題は、二百海里時代という新しい時代を迎えまして、その情勢に応じて考えなければならない。
○国務大臣(正示啓次郎君) 御指摘の点は、先ほど申し上げたように、もう外務省は人員等に余裕は余りございませんが、戸叶委員御承知の国際交流基金、こういうものにおいてもできる限りの交流をしておるような次第でありまして、いま御指摘のような他国に対する――他国の例から見ますと不十分であったかも存じませんけれども、これからも重点的にそういう御指摘の点についても努力をいたしてまいりたい、かように考えておるわけでございます
○国務大臣(正示啓次郎君) 戸叶委員から御意見を交えてのいろいろの御指摘がございました。外務省はもう全力を尽くして日本外交についての国民的支持、それはやっぱり国会がまず御支援をいただくことはこれはもう御指摘のとおりでございます。