1951-11-30 第12回国会 参議院 本会議 第26号
更に本予算案には社会保障的な補正が殆んどなされていないのでありまして、戰歿遺家族、戰争傷病者等の援護に対しては準備調査費僅かに一億円の計上にとどまり、政府は緊急なるものだけの補正にとどめたと答弁しておりまするが、本年度の予算構成を来年度において踏襲するにおいては、社会保障政策の後退は火を見るよりも明らかであります。政府に対し格段の考慮を要望するものであります。
更に本予算案には社会保障的な補正が殆んどなされていないのでありまして、戰歿遺家族、戰争傷病者等の援護に対しては準備調査費僅かに一億円の計上にとどまり、政府は緊急なるものだけの補正にとどめたと答弁しておりまするが、本年度の予算構成を来年度において踏襲するにおいては、社会保障政策の後退は火を見るよりも明らかであります。政府に対し格段の考慮を要望するものであります。
○国務大臣(池田勇人君) 戰歿遺家族或いは傷病者のかた、即ち戰争犠牲者に対しましては、誠に同情に堪えないのでございまするが、先ほど総理大臣よりお答えになりましたように、具体的の対策を今昭和二十六年度或いは昭和二十七年度からやるという確約はできませんが、我々といたしましては、できるだけ早い機会にこれが実現するように努力いたしたいと考えております。