1951-03-16 第10回国会 参議院 大蔵・郵政連合委員会 第1号
昭和十八年に時の戰時非常の時代に処するために、一部を大蔵省預金部に預けることになりました。戦時金融国策の遂行の一端を受持つたわけであります。それが昭和二十一年一月に終戰後のこれも特殊な金融政策上の事情かと心得えまするが、全部を大蔵省預金部に預け入れることになりまして今日に及んでおります。
昭和十八年に時の戰時非常の時代に処するために、一部を大蔵省預金部に預けることになりました。戦時金融国策の遂行の一端を受持つたわけであります。それが昭和二十一年一月に終戰後のこれも特殊な金融政策上の事情かと心得えまするが、全部を大蔵省預金部に預け入れることになりまして今日に及んでおります。
その過去の実績を見ておりまするために、何とかそういう実体を明らかに見せつけられるということによりまして、非常に契約を続けて行く上の意欲を向上いたしまして、又従業員といたしましては、戰時非常のために一時或いはこういうことになつたとはいいながら、将来はやがて元のような姿で郵政省が運用するのであるという大きな希望を持つて進んでおつたのであります。
これはいまさら責めてもしかたのないところでありますが、聞くところによりますと、戰時非常体制中と申しますか、日本がわけのわからぬ戰爭をしているときに、むちやくちやに人をたくさん使つて電力の問題を取扱つた。そのときから見ると、従業員の数なんかもあまり減つていないように私は承知いたしておるのであります。
以上のように、買收は戰時非常措置であつたという観点から考えましても、その戰爭目的がなくなつた今日においては、これを元の会社あるいはその他関係のある会社に返して、そうして現在赤字に悩んでおりますそれの解消の一端にもいたしますし、またわが党の官営を民営に移すという主張からも、当然この際とるべき措置ではないかと考えて、この提案をいたしたような次第であります。
地方におきましては戰時において採用されましたいわゆる戰時非常對策というものは、だんだんと緩められて、そうすることによりまして、生産の振興をはかるということも行われておるわけであります。どういうことが行われておるかと申しますと、たとえば戰時税及びその他の戰時的な課金は廢止されましたし、あるいは戰時中に廢止されておりました勞働法上の休暇も復活されたのであります。
ところが戰爭中はいわゆる戰時非常體制ということで半ドンをやめるという決議が閣議でされて、それが實施されたという前例もある。本年はもう休戰された後であるから、當然その大正十一年の閣令は行うべきであるというので、別に決議をしたわけじやないのですが、官廳では半休に入つたわけです。