1952-04-25 第13回国会 衆議院 本会議 第35号
かつては日本帝国主義の戦争資金としまして、戰争中、戰時金融金庫、燃料興業、満鉄、満州拓殖、北支開発、日発、関配、朝鮮銀行等に投資され、侵略と軍需工業の第一線に立つて働いた、これは前科者であるのであります。
かつては日本帝国主義の戦争資金としまして、戰争中、戰時金融金庫、燃料興業、満鉄、満州拓殖、北支開発、日発、関配、朝鮮銀行等に投資され、侵略と軍需工業の第一線に立つて働いた、これは前科者であるのであります。
○下條恭兵君 今山田委員、佐多委員の質問と大蔵大臣の答弁を伺つておりますと、何か大蔵大臣は、政府の政策は総合計画経済に移行しつつあるということを特に避けておられるかのように聞えたのでありまするが、私はここで実際の面からこの開発銀行の融資を、投資を全く開発銀行の首脳部に政府は任せつきりでおやりになるということでありますから、実際の面を一つお尋ねしたいと思うのでありますが、戰時金融金庫は御承知のように当時軍
このような企図は現内閣の手による見返資金の統轄的運用のための中央銀行設置の地ならしとなり、かくして殖民地的戰時金融金庫版としての任務に道を切り開くものとしか考えられない。かくすることによつて、数千億の資金を運用するこの見返資金銀行は、日本の企業はおろか日銀までもその統制下に置く危險性すら潜められている。
次は日本肥料が約十万持つておりまして、日電興業が約十万、戰時金融金庫が三万ほど持つておりました。そこらがまとまつたものであります。それは先ほど申し上げましたように競賣になつておりますから、内容はちよつとわかりません。
競賣手続きをされておりますものは、戰時金融金庫が三万何がしかの株を持つておりました。それから日興証券と言いますか、日本電力会社関係の日電証券の株が約十万余り、それから日本肥料の株二十三、四万の株が今日まで競賣にされまして、それが今つい二、三日前の競賣でもつて十一、二万まだ落札しないものがあると思います。そのうちどれだけ日本肥料になつておりますか記憶いたしません。
○徳田委員 この民間の所有しておる資材でありますが、これは一面から言いますと、戰時金融金庫が金を貸しておるので、実際は政府が債権者で、名義だけは民間会社のものであつたかもしらぬけれども、実際上は政府のものであつたのじやないですか。
○徳田委員 しかし、そんなことを言いますけれども、戰時金融金庫というのがありますね。この戰時金融金庫は、この指定されておる工場でない限り、金融をしないはずです。ですからほんとうからいえば、各軍需工場、軍管理工場といえども、なるほど所有者は所有者に違いないけれども、それはみな戰時金融金庫の債権と見合つているもので、実際上はみな監督しておるものです。
この意味におきまして、戰時中における戰時金融金庫のごとく又今日の復興金融金庫のごときものは、近き將來において倒産するであろうということに私は多分の懸念を持つておるのであります。
すなわち滿州中央銀行に対しまして、戰爭中貸付をいたしますとか、あるいは中國における軍票價値維持のために、その資金を正金銀行に貸出しをいたしますとか、あるいは資金統合銀行というものに融資をいたしますとか、あるいは戰時金融金庫に資金の融通をいたしますとか、さようなものが五十億円ばかりあつたのであります。そういうものを最近は利益金によつて償却をいたしておつたのであります。
私どもが承知しておる分でも、とうてい回收不可能だと思われるものも十分予想されておるのですが、從來の私どもの経験から見ますと、たとえば戰時金融金庫なんかから見ますと、一度相当額の金を出してやる、しかし回收はできない、そこでさらにそれに貸してやつて、何とかむりをしても取れるようにしようといつている間に抜き差しならないというようなところまでいく。
言い換えれば昨年の八月十一日を現在といたしまして、新旧勘定というものを分けまして、そうしていわゆる從來の安田銀行からの借金でありますとか、或いは戰時金融金庫からの借金でありますとかそういつたようなものは、全部いわゆる債権債務の中に入れてしまいましてそうして新らしく理研株式会社を作ります場合に、それに必要ないろいろな不動産でありますとか、その他いろいろな設備というようなものを、新らして会社の方に引継ぎまして
○政府委員(松田太郎君) それは現在の社團法人理化学研究所は、從來の戰時金融金庫でございますとか、或いは安田銀行その他の方面から相当の融資を受けております。そういう方の債務の弁済等にそれが充てられております。
さらにもう一つは戰時中できましたこれと同じ性格のものでありますが、戰時金融金庫のやり方についても、今日非常に妙な事實をわれわれは知つておるのであります。こういうようなことから考えまして、この復興金融金庫竝びに戰時金融金庫という官製的な金融機關から出た融資が、どうも野放圖のような氣持もしないでもないのであります。私どもとしてはむしろかように考えております。
○石原(登)委員 私は復興金融金庫法の一部を改正する法律案の審議にあたつて、戰時中の戰時金融金庫の業績竝びに當時の貸付、それから囘收できたもの、囘收不能に終つたもの、これはこの金庫の性格が大體同じですから、ぜひこれも參考にして審議したいと思いますので、實はこれを資料として要求いたしたいと考えております。なおまた同僚の社會黨の西村君からも資料を要求しまして、その上において審議したい。