1948-07-01 第2回国会 衆議院 農林委員会 第31号 かの戰時経済立法の中でも、私権制限の徴用的な規定が多々あつたのでありますが、常にその独裁的なにおいの強かつた戰時法規の中でさえ、そういうような場合には明確な補償の規定を設けておつたのであります。しかるにこの法案においては、一箇條もその点に触れていないということは、きわめて思想的におもしろくないばかりでなく、立法的、技術的に見ても非常に杜撰なものであると言わざるを得ないのであります。 佐瀬昌三