1951-03-28 第10回国会 衆議院 本会議 第26号 ことに入場税のごとき、世界に類例なき高率は、まさに戰時意識の残滓とも申すべきであり、観客層に與える苦痛はもとより、映画製作事業のごとき国民文化と深いつながりを持つ事業も、税の重圧のため存立の基礎を失わんとしている現況にあつて、その向上のほども危ぶまれるのであります。文化政策の上からも寒心にたえないものがあると存ずるものであります。 野村專太郎