1950-04-28 第7回国会 衆議院 法務委員会 第36号
須坂町に刑務所設置反対の請願 林百郎君外一名紹介 本請願の要旨は、長野県上高井須坂町の刑務所設置予定地は、戰時中軍需工場建設のた め買收されたもので、現今においては五町五反の農地と九十三戸の住宅と九工場とがあ る。この地に刑務所を設置することとなれば、その耕作者は生活の基礎を奪われ、工場 は閉鎖を余儀なくされ、居住者は住宅を取り潰される等関係者のこうむる被害は重大で 、居住者の死活問題である。
須坂町に刑務所設置反対の請願 林百郎君外一名紹介 本請願の要旨は、長野県上高井須坂町の刑務所設置予定地は、戰時中軍需工場建設のた め買收されたもので、現今においては五町五反の農地と九十三戸の住宅と九工場とがあ る。この地に刑務所を設置することとなれば、その耕作者は生活の基礎を奪われ、工場 は閉鎖を余儀なくされ、居住者は住宅を取り潰される等関係者のこうむる被害は重大で 、居住者の死活問題である。
次に板橋駅東口に昇降口設置の請願、本請願の要旨は、東京都内板橋駅は戰時中軍需工場が密集して乘降客が多く、戰後も、これらの工場及び附近住宅が非戰災であるので、ますます乘降客がふえている。しかるに本駅は乘降口が一つのため、駅構内外の混雜がはなはだしく、実に危險である。ついては本駅東口に乘降口を設置されたいというのであります。
殊に配給物資がきわめて少い現状におきましては、組合員に多少でも満足を與えようといたしますれば、戰時中軍需工場の多くがやみの買出しをいたしましたように、集團的なやみ買出しを誘発する危險が多分にあり、從つて統制配給を混乱させるおそれも十二分にあると予想されるのであります。