1947-07-22 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第5号
この六百五十名というのは人數は非常に多いように思われますが、二年及び三年は、戰時中氣象技術者が非常に要望されたものですから、大擴張をしたときのなごりでございまして、本年以降は常態に復しまして、二、三十名ないし五十名くらいの定員にすることになつております。 次に第六の項目の豫算でございます。
この六百五十名というのは人數は非常に多いように思われますが、二年及び三年は、戰時中氣象技術者が非常に要望されたものですから、大擴張をしたときのなごりでございまして、本年以降は常態に復しまして、二、三十名ないし五十名くらいの定員にすることになつております。 次に第六の項目の豫算でございます。
船舶運營會は、御承知の通りたくさんの船會社の船を、戰時中國家が統一運營をするという便宜のために、民有の船を國で使用いたしまして、その使用した船を國家の代行機關として運營をする組織として、總動員法に基きまして昭和十七年四月に設立いたしたのでございます。
○福田政府委員 お説の通り、戰時中にやつたような效果は、とうていただいまの状況におきましては期待し得ないと思います。しかしながらおつしやられる通り、地域の方はなかなかむずかしいのでありますが、職域の方は割合にまとまりがよかろうかと思つておるのであります。たれか一人はいりたいという事情があつて、貯蓄をひとつやろうぢやないかという提唱がありますれば、それに共鳴するというような方も相當おると思います。
○佐藤(觀)委員 この法案の中で一番疑問に感ずるのは、御承知のように貯金は今まで戰時中、大體強制的にやられるというような意味で、それは民心に非常な壓迫を與えており、ある程度まで民主主義の目的に反している。けれども民主的にやつてはたして實際效果があるかどうかということについて御見解を承りたい。
自家用車につきましては、重要産業の經營のために、戰時中からトラツクを自家用といたしまして配属いたしたものが、漸次殖えてまいりました。
しかしながら先ほども申し上げましたように、特に合同企業體をつくりました際にむりのありましたもの、これは戰時中、特にまた戰爭の末期におきまして、軍の指示に基きまして統合した會社のようなものが實例でございまするが、こういうもので、この際株主の方々もぜひ解體をしたいという御希望が特に強いようなもの、こういうものにつきましてはよく事情を調べまして、なお關係の事業組合などの公正な御意見なども伺いまして、措置をいたしたいと
さらに漁船に對する公定價格があるかどうか、戰時中はあつたように記憶している。しかしながら今日はおそらく公定價格では、資材その他いろいろな状況によつてそれが履行されておらないと思うのであります。從つてその公定價格があるために、造船の能率を阻んでいるようなことがありましたならば、これはゆゆしき問題であると思います。
勿論貯蓄組合というものは、戰時中に只今申上げました通りの数字を示し、非常に重大な活動をいたしたのでありまして、その半面におきましては、戰時の色彩が非常に多い、戰時の残滓を多分に持つておるということがあるのでありまして、その点は今後存続するかどうかという問題につきまして、非常に愼重に考慮する必要があると考えたのであります。
○川合委員 國民貯蓄組合が戰時中はいわゆる強制的な一つの預金吸收機関であつたということは皆さん御承知の通りでありますが、今回その戰時色を拂拭される意味において再組織され、同時に運用においてもそうでありますが、今までのお話を承りますと、消極的な存在というような、つまり今後貯蓄組合によつてはたして預金が殖えるということは期待されないような感じが非常に強いのであります。
○中崎委員 ただいまの説明によりますと、たとえば市町村において組合をつくるような場合においては、市町村長が音頭取りになつて組合をつくるようなときにおきましても、あるいは戰時中抑えつけられたこうした國民貯蓄組合というようなものが、強制的につくらされたというような氣分が非常に悪く影響するとともに、一面またこうした市町村長が音頭取りになつてこういうものをつくるということが、当然自分たちは國家の一つの強力な
○中崎委員 この國民貯蓄組合法という名称は、どうも戰時中に天降り的、強制的にやらされたというふうな氣分が拂拭できませんので、この法律を根本的に改正するかどうか。この法律を撤廃して新しく民主的にできた法律によつて再出発することも一應考えられるわけですが、少くとも名称の変更をもう少し民主的にしたのだというふうな感じを與えるようにされる意向はないかどうか伺いたい。
これにつきましては先般申し上げたのでありまするが、國民保險組合の立て方が、御承知のように醫療組織におきましても、最初は相談ずくで組合診療をやつていく場という形でありましたが、戰時中において、一律に政府できめた標準りよつて、開業が當然保險醫として働いていくという制度に變つている。それからまたインフレその他の状況によりまして藥品の價格が上つておる。
最近運航能率の改善は、いわゆる戰時中から行われました國家管理、即ち運営会方式による運航能率は駄目であると各方面から叫ばれておるのであります。聞きますところによりますと、運営会の関係諸君は、どうせ運営会は廃止になるものというような観念の下に、いわゆる執務その他において意欲が低下しております。このまま逡巡して行きますれば相当なる打撃であります。然るに政府は荏苒日を空しうしておるのであります。
船舶運営会をどうするかということでありまするが、戰時中に作られました法律は一應解消いたしまして、新たなる構想の下に船舶の統一的な運営をやつて行きたいと、こう思つておる次第であります。尚この機会に、機帆船その他に相当戰時中作られました法律がございます。これを一括いたしまして、海運組合法を一應廃止いたしまして、そうして適当なる運営機構を作ろう。
しかしながら戰時中非常に漁獲が減りました、一方需要が増加いたしてまいりましたので、どうしても統制をする必要を感じまして、十六年の四月にたしか統制が實施されたというふうに記憶いたしております。その後の状況を見ますると、戰爭遂行に伴なつて、資材、漁船、あるいは漁業從事者というふうな、各面が非常に窮屈になつてまいりました。從つてだんだんと漁獲が減つてまいつております。
なお貨物の問題につきましては、現在の日本の鐵道は、戰時中におきまするいわゆる陸主海從主義になつております。なかんずく船はほとんど沈没いたし、破壊されていると申していいのであります。元來日本のみならず世界經濟の上におきまして、ソヴィエト及びその他一、二の國を除きましては、まずもつて大きなる貨物は海による。そうして特定の土地より生ずるものの特定地域内における輸送は鐵道による。
○郷野政府委員 戰時中統合いたしました貨物自動車運送事業のその後におきまする處置の問題、新規免許の問題などに關連いたしまして、ただいま私どもがどういうふうに考えているかということを申し上げてみたいと存じます。
○伊能政府委員 鐵道廣告につきましては、御承知のように戰時中、各般の情報宣傳統制の影響を受けまして、非常に萎縮いたしておりました。それが終戰後、戰前の鐵道廣告状態に復帰いたしておりまするが、紙その他の状況から、必ずしも十分良好な成續をあげておりません。大體月間におきまして、最近七、八十萬圓ないし百萬圓近い収入をあげております。
戰時中、翼賛会なるものがやつたと同じであると思うが、和田安本長官の意見いかん。 第二、マル公利潤及び不用経費の圧縮。本報告に、やみ利潤の圧縮を強調しておりますが、元來やみ撲滅策を講ぜず、公然承認し、その利潤の圧縮というが、やみはやみで、どこまでもかげの仕事なのであります。
当時の速記録を見まするならば、これに分明いたすことでございまするが、私どもは、戰時中の統計がいかに――はつきり申し上げますると、はなはだしく不正確である、言いかえますると、でたらめである、こういうことを知つておるわけでありまするが、今日われわれ日本の実相を把握する意味におきましてこの統計をいかに正しく把握するかということにつきまして、政府当局はいかなる御計画をもつておられるか、また実践されつつあるかということを
だから、戰時中にどんどんマンガンを掘り出して、製鉄原料に使つたその貧鉱は、廃鉱として全部捨てられてある。すなわち、この捨てられてあるものを廃物利用することによりまして、これだけのカリ肥料ができる。 しかして日本内地には、マンガン鉱石のかくのごとき貧鉱の埋藏せられておるのは、ほとんど全國的である。
御承知の通り日本海難救濟所というようなものが、宮様を會長として戰時中あつた。今もそれを多少残してはおりますものの、これらはほとんどその機能は發揮しておらぬというような形にあるのでありまして、この漁業が大きく取上げられた今日といたしましては、まずその現場で遭難を救濟するということと、これを復歸せしめるということに關して、當局は積極的に何らかのお考えがないかどうかという點をお伺いしたいと思います。
昭和十二年度と昭和二十一年度の比較が載つておりまするが、身長においても体重においても、この戰時中に與えた兒童の影響は一年のずれを來たしておるのであります。曽て十二才に該当するところのものが、今日は十三才に該当しておるのであります。
驚くべきことには、戰時中にやつたところの、かの強権作付法を、現在これを復活しようとしておるのは、今さき、この壇上から平野君が述べた通りである。かくのごとくして行うところには、中小商工業者は没落し、大失業者は発生してくるのである。これらのものは、すべてこの片山内閣が金融資本に奉仕するために、大資本家に奉仕するために、集中的に行われておるのではないか。
しかしながら、政治家としては、これが実現をいかなる具体的方法によらんとするかが実に問題であり、すでに発表せられておるところの内容は、戰時中の東條式精神運動と大同小異にして、その成果のあがらざることを懸念するものである。道義の高揚を口にする前に、政治家はみずから道義的であり、その施策、精神が一貫しておらなければならないと信ずるものである。しかるに今日依然として、正直者がばかをみる政治が行われている。
或いは又インフレーシヨンの原因として、戰時中累積されました過大購買力の存在、或いは終戰処理費、賠償撤去費などは不可避的のものとみることができると思います。で、若し今日の経済危機がこのような不可避的な原因のみによつて、形成されているのでありますれば、海外の援助を仰ぐより外には、どんな政治を行なつても、誰が政局を担当しても、危機を乘つ切ることはできないということが実際でありましよう。
色々のことから考えまして、殊に戰時中の精神運動、強調された精神運動というものは、道義昂揚という誠に人間至高の目標を、実は野蛮な軍國主義という目的のために、或いは極めて卑俗な利潤追求という目的のために、この最も高いものを一つの手段としたというところに、多くの國民の反感を買つたのではないか。
私は多数の人の大切な財産を預かる金融業者が、戰時中のように無茶苦茶に貸附を強要せられ、而も戦後は補償を打切られましたことによりまして、ひどい目を見た者は、銀行或いは保険業者ではなくて、実に預金者及び各保険の加入者、即ち國民一般大衆であつたのであります。
かくのごときは、世人の最も嫌惡する戰時中の官僚統制を再現せしめたものであると言われてもやむを得ないほどに、官僚色が濃厚であります。(拍手)政府は、このような案をもつて、石炭生産の第一の隘路である労働者の勤労意欲高揚の問題が解決すると思われましようかどうか。水谷商工大臣は数日前に炭鉱を視察されて、炭鉱労働については、なまなまし印象をおもちになつておるはずであります。
一つは、戰時中人口増加があつたにもかかわらず、学校の増築は行われず、さらに戰災によつて多くの学校は焼失いたしました。なお、この制度が急に行われたために、調査においても不十分なところがありました。実は実行してみますと、八万余の学級のうち、三分の一なり四分の一は、二部教授または仮教室で教授をいたさなければならぬという実情にあるのであります。これは皆さんも特に御存じの通りであります。
又大きな問題として、戰時中に生産技術が停滞或いは退歩したことや、経営者側の経営能力が低下したことを挙げねばなりません。ここに貿易の再開を控えまして、輸出に最大の重点を置いたこと、又將來の我が國経済が大きく國際貿易に依存することを考えますならば、今日から技術の改善と、経営の合理化とにあらゆる努力をしまければならんと信ずるのでありまして、政府もこれについてはでくるだけの措置を講ずるつもりです。
また大きな問題としまして、戰時中に生産技術が停滞したり退歩したり、経営者側の経営能力が低下したことをもあげなければならないと思います。