1953-12-02 第18回国会 衆議院 農林委員会 第2号
最近の例としまして、たとえば終戰後インフレが上向きになつているときにはうまくやつておつたのでありますが、最近森林組合とかあるいは共済組合等でも、何でもかんでも手をあまり広げ過ぎて赤字が出て困つているような例が出ているのであります。要するにこれは事業分量に対して過大の固定設備というか、資金が寝るところから当然そういうことになると思います。従つてこれをどうしても直すことを考えなければならない。
最近の例としまして、たとえば終戰後インフレが上向きになつているときにはうまくやつておつたのでありますが、最近森林組合とかあるいは共済組合等でも、何でもかんでも手をあまり広げ過ぎて赤字が出て困つているような例が出ているのであります。要するにこれは事業分量に対して過大の固定設備というか、資金が寝るところから当然そういうことになると思います。従つてこれをどうしても直すことを考えなければならない。
そこで簡易保險の立場から、どの程度の金額がよろしいかということをいろいろくふういたしますと同時に、民間保險の現況、特に敗戰後インフレの影響をこうむつておる民間保険業の現況等と彼此にらみ合しまして、そこに調整をとつて、一応八万円が適当ではないかということで、ただいま八万円を決定いたしたような次第でございます。
安本のお出しになつております経済月報によりますと、「昭和二十五年の生産財の騰貴率三七%は、戰後インフレの最高潮期である昭和二十一年の四三%に匹敵する。」こう書いてあるのです。三七%でこのくらいの警告をしているのでありますが、実際には生産財は四五%近く騰貴している。
○西田隆男君 それは買われておるということが、ずつと普に売買されておるということが前提條件にならなければ、そういう議論は成立ためので、終戰後インフレの進行しておる過程において或る程度のアンバランスのあつたときに売買できておつたというようなことがないということにこれは言えないので、そういう過程において、法律の條文を作つたり、解釈したりするということは、私は條文の解釈の逆だと思うわけですね。
それにつきまして、終戰後インフレの昂進に伴いまして給與が生活給の色彩を非常に強くしたことは、これは止むを得ないところの経済現象であつたのでありますが、漸次経済の安定に伴いまして能率給の色彩も復元するという方向にあらねばならん。こういうことも反映いたしまして、若干そういう方向にあるようであります。
農家経済の状況もいわゆる戰後インフレというような時代ではございませんので早目に国家の命を支出することが必要だと考えておるのでありますけれども、これは全体の国家財政の枠の中からどうしても止むを得ない制限を受けておるわけでありまして、尤も農林金融公庫が確実にできるであろうという見通しが立ちますればその際には又その金庫ができた場合のことを考え、将来の二十六年度等における国の補助金等をも見返りにいたしましてできるだけ
○野溝勝君 大臣は、戰後インフレが澎湃として起つたために国民は非常に苦しんでいる、それを防いで今日は物価賃銀がすべて安定に向つて来た、こう言われておるのでありますが、それはどの層を指してさようなことを申されるのか分りませんが、今日国民のうち勤労者の層は日増しに窮迫を告げて来ておるのであります。ただ私はこれは概念的に言うのではないのです。
さらに戰後インフレの重大要因でありますところの特殊物件についても、会計検査院の指摘せられているところはまつたくほんの一部分でありまして、氷山の一角にすぎないのであります。これをめぐる不正腐敗、混乱についてはまつたく明らかにされていない。この点について会計検査院の活動あるい監査というものは、はなはだ不十分であるという意味においてわれわれは不満の意を表するものであります。
預金部資金は申すまでもなく国民大衆の零細資金の蓄積でありますが、終戰後インフレを防止する意味におきまして、預金部資金は原則として国債の引受けあるいは地方債の引受け、地方公共団体への貸付、こういうもの以外には運用を認めないという建前がとられておつたのでございます。
○北澤委員 終戰後におきまして、国民の非常に遺憾としておる問題は、終戰直後において五百億のあの厖大な終戰処理費が、まつたく数箇月の間に非常に畧奪あるいは詐欺というような状態において処分されたというようなこと、さらに終戰当時におきまして二千四百億にも相当するところの、国民の血と涙の結晶である軍需品が、非常に不当に処理されまして、その結果といたしまして、戰後インフレが高進し、さらに国民の生活の上に非常に
終戰後インフレのために、なるほど價格の名目的な騰貴というものが非常に行われておりますが、それは全逓においてもたびたびやつて來ておる。もうこれ以上はいかぬからというので、今度の予算面も、これを安定させる建前になつておる。そういうときに、またこの名目價格を上げて行く。そうして先ほど有竹さんもおつしやいました通り、二つの省にわけてしまつて、いい方面はうん、ともうける。
ができないかという点、この点につきまして、銀行の方では又いろいろ銀行側の理由を述べておりますけれども、併し私達の方でどういう理由で断わられたか、ということを、断わられた者について調べてみますと、銀行の手許資金がないために断わられたという者が、二十七件、全体の断られた者の三十九%、或いは銀定と預金取引がないというのが十六件、二十三%、そういう意味におきまして、銀行と從來取引がないということも、敗戰後インフレ
不健全分子は、結局これは、あの日本の戰爭をやつた、また戰後インフレとやみによつて日本の破壊をさらに続けたあの軍閥の残流や、あるいは日本の大きなやみ成金、あるいはこれと結託した官僚とか政治家です。これらこそ、片山総理大臣の言つている不健全分子である。しかるに総理大臣は、これらの分子については、この中に一言も言つてない。一体なぜであるか。
(「その通り」と呼ぶ者あり)事実そこに我が戰後インフレの重大禍根があつたのでありまして、この際インフレを断乎克服せんとする限り、そこに大きなメスを揮わなければならないのであります。昨日総理大臣はインフレを断乎克服しなければならんと申され、赤字金融の根絶を強力に言明されたのでありまするが、金融引締めの圧力によつておのずから事業界に整理が強行されるに至るでありましよう。
すなわち、普通の國におきまして、戰時經濟から平時經濟への再轉換に際しましてつきまといますような、マーケットの關係とか、あるいは過剩生産問題、あるいは失業の問題、あるいは戰後インフレの問題、こういうふうな問題はソ連邦ではほとんど存在しておりませんし、また存在したといたしましても、非常に趣きを異にしておるのであります。