1951-03-08 第10回国会 参議院 予算委員会 第22号
つまり総理は、今日日本が準戰体制に入ろうとしておることを肯定されるがどうかということを、ここで明らかに私はして頂きたいということを考えるのであります。附加えて申上げておきまするが、国民はこういうことになつてはならないと思つて、今日まで一生懸命にやつて来ております。そういうことに引摺り込まれることは困るということを唯一の考えとし、目標として今日まで来ておるのであります。
つまり総理は、今日日本が準戰体制に入ろうとしておることを肯定されるがどうかということを、ここで明らかに私はして頂きたいということを考えるのであります。附加えて申上げておきまするが、国民はこういうことになつてはならないと思つて、今日まで一生懸命にやつて来ております。そういうことに引摺り込まれることは困るということを唯一の考えとし、目標として今日まで来ておるのであります。
又戰後我が国の外国貿易は主として外国船によつておつたのでありますが、昨年末以来世界的準戰体制に突入し、英、欧の石炭不足、印度の食糧不足によりまして、船腹の不足は世界的の規模において現われて参つたんであります。従来日本の輸出入貿易に従事いたしました外国船は一遍に引揚げたのであります。この面におきまして、日本船によつて我が貿易を間に合わして行く必要が急激に生じて参つたのであります。