2007-04-10 第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
私が支持します理由は、この合意が、米国の戦略的要請に対応しつつ、そればかりでなく、その一方で、日米同盟の構造的弱点の是正を進めることにもつながるのではないか、そう期待するからであります。
私が支持します理由は、この合意が、米国の戦略的要請に対応しつつ、そればかりでなく、その一方で、日米同盟の構造的弱点の是正を進めることにもつながるのではないか、そう期待するからであります。
しかし、アメリカの世界戦略的要請にはこたえたくとも、わが国の憲法上、集団的自衛権はないんだ、だからこたえられない。ところがあなた方は、その集団的自衛権を国会の答弁等によって、いまの答弁も含めて、一つ一つなし崩しに形骸化していこう、こういうところが問題なんですね。
ともかく日本という国を友好的な国家の一つとして確保したいというアメリカの大きな政治的、戦略的要請があったことは、もう間違いがありません。
アメリカの戦略的要請に従って日韓会談が進行してきたこと、これはぼくはずっと筋をたどれば出てくるのですよ。アチソンがどうとかかんとか出てまいります。これはここではっきり言いません。この事実だけでも私ははっきりと日韓会談というものがそういうことから始まったんだと、こういうことの一つの努力の中で進行していったということがはっきり言えると、こう思うのですね。
その第二点は、日米安全保障条約並びに日米行政協定の改訂に関する点でありまして、「岸総理は、訪米の際、安保条約並びに行政協定の改訂を米側と話し合う考えであるか、また、現在の日米共同防衛体制のもとでは、米国の戦略的要請によっては、原子力部隊の駐留、原子兵器の日本への持ち込みも考えられるが、これを拒否する根拠を安保条約並びに行政協定の中に盛り込む必要はないか」との質問に対して、「わが国の安全保障をいかなる
そのあとに「右の諸計画は東京における日米防衞関係に関する継続的協議の過程において検討され、かつ戦略的要請を考慮して、随時再検討すべきことが同意された。」、これは一方的なものでないにしても、アメリカの意向を無視してはきめられないということを、日米共同声明ではっきり言っておるじゃありませんか。
○石橋(政)委員 それではずっと継続的にその任に当っておられる増原次長にちょっとお尋ねいたしますが、今読み上げた一昨年の重光さんが渡米のときの日米共同声明、そのときに外務大臣が防衛庁で作った防衛六カ年計画試案なるものを提示した、そうしてその計画は東京における日米防衛関係に関する継続的協議の過程において検討され、かつ戦略的要請を考慮して随時再検討すべきことが同意されたというように述べられているわけですが
第三に、我々が反対するのは、この條約はアメリカの戦略的要請に基く條約であるという点からであります。(拍手)吉田首相のダレス宛書簡につきましては、アメリカにも各種の批判があります。例えばニユーヨーク・ヘラルド・トリビユーンのごときは、ダレス顧問の筋書に基いたものとの批評を下しております。イギリスの批判は更に嚴しいものがあります。