2010-04-14 第174回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第5号
○参考人(春原剛君) まず第一に、今の高木先生のお言葉をフォローするつもりはありませんが、タイというかアメリカ側からの私は情報でしかありませんが、タイに限らず中国がアジア諸国に相当な影響力を行使して、親米ではなく親中にしようとしているというのは、ここ数年ずっとアメリカの戦略家たちが非常に心配していることであります。
○参考人(春原剛君) まず第一に、今の高木先生のお言葉をフォローするつもりはありませんが、タイというかアメリカ側からの私は情報でしかありませんが、タイに限らず中国がアジア諸国に相当な影響力を行使して、親米ではなく親中にしようとしているというのは、ここ数年ずっとアメリカの戦略家たちが非常に心配していることであります。
一九八〇年代までの冷戦期の中で、この地域は北西太平洋というふうにアメリカの戦略家たちによって呼ばれるのが通常でありました。常識的に考えますと東アジアの北部を北東アジアと呼ぶのがふさわしいというふうに私たちは思いますが、しかし一方アメリカ及び西欧から見ますと、この地域は同時に古くから極東というふうに呼ばれた地域に一致するというふうに考えます。
一九八三年にレーガン大統領がスターウオーズ演説という有名な演説で示したSDIと、冷戦直前にアメリカの戦略家たちがコンセプトとして示していたSDIは似て非なるものでありました。つまり、SDIなるものはついに一度も存在し得なかった。定義し得なかった。強いて定義しようとすれば、SDIフェーズ1からフェーズ4までいろんな案が出たとしか言えない。 同様にTMDは今、海のものとも山のものともわからない。
○帆足委員 一つだけ象徴的にお尋ねしておきたいのですが、アメリカのおおむねの戦略家たちは、ハンソン・ボールドウィンたちも含めて、沖繩をアメリカの外線基地、犠牲基地、緒戦基地、こう規定しております。従って、人口八十万を擁する、アッツ島のような戦略的状況にある。これについてあなたの御意見を伺いたい。