1995-03-17 第132回国会 参議院 内閣委員会 第4号
○田英夫君 そこで、先ほど申しました内容の中で次に取り上げたいのは、TMD、戦域核ミサイル構想の問題でありますけれども、これは国防報告の中でも取り上げておりますし、東アジア戦略報告の中でも取り上げている。
○田英夫君 そこで、先ほど申しました内容の中で次に取り上げたいのは、TMD、戦域核ミサイル構想の問題でありますけれども、これは国防報告の中でも取り上げておりますし、東アジア戦略報告の中でも取り上げている。
ここもまた、日本の過去の植民地支配という誤りに対する明確な反省が必要でありますし、また長い歴史、文化、そうした交流の上に立った関係というものを重要に考えるべきであって、例えば村山総理に対して私どもの仲間でTMD、戦域核ミサイルに日本は参加すべきでないという申し入れをしたときに、村山総理は明快にアメリカと日本は違うからなという言葉を言われましたけれども、この姿勢は正しいと思います。
また、我が国の平和、安全保障にとりまして見逃せないテーマは、アジアにおけるSS20の展開並びにその削減と撤去の問題であり、それとヨーロッパにおける中距離戦域核ミサイルSS20の削減との共通性であります。
○高沢委員 私がこういうことをお尋ねするのは、昨年の、御承知のウィリアムズバーグ・サミットで中曽根総理がヨーロッパヘのアメリカの戦域核ミサイルの配備ということについては大いにやりなさい、断固やるべきだということを主張されたということを我々は知っているから、そうするといよいよアジアで、例えば朝鮮の韓国にというふうな事態が出てきたときに、同じように大いにやるべきだ、やりなさいというふうなことが中曽根総理
それに関連をしてもう一つ、それと似たケースとしてお尋ねをしたいことがございますが、ヨーロッパでは、アメリカの戦域核ミサイル、パーシングⅡとかあるいはトマホーク、これが現に配備されているわけです。
第二の質問は、極東における戦域核ミサイル配備に対する政府の態度についてであります。 トマホークの太平洋艦隊配備とは、日本の周辺海域に、社会主義国やアジア諸国を攻撃できる射程二千数百キロの戦域核ミサイル数百基を配備する計画のスタートを意味しています。これはソ連のSS20配備と相まって、西ヨーロッパと同じように、アジア・太平洋地域が限定核戦争の戦場となる危険の恐るべき増大にほかなりません。
ヨーロッパでもSS20という戦域核ミサイルの問題から起きている。まさにアジアでもこれから起きようとしている。したがって、戦艦ニュージャージーの核巡航ミサイルの搭載という問題が起きてきておるわけです。ですから、決してアジアとヨーロッパは違うということじゃないと思う。
同時に、ソ連は欧州に配備中の戦域核ミサイルSS20を極東に移転させるとの方針を決めたと伝えられておりますが、事実とすれば、極東の緊張激化につながる言語道断の措置と言わなければなりません。政府はこれらの動きをどう受けとめているか。外務省を通じてソ連政府に抗議されましたが、今後ソ連のSS20の極東配備についての日本政府の有効な対応措置を承りたいものです。
(拍手) 同時に、在日米軍の核基地、核部隊の撤去、核巡航ミサイルの配備計画の中止、及びソ連が極東に配備し、また増強しようとしているSS20戦域核ミサイルの撤去及び中止を求めること、さらに進んで、アジア・太平洋地域を非核武装地帯にするために努力することを求めますが、この点についても見解を承りたいと思います。
そこで、最後にもう一問まとめてお尋ねしますが、ブレジネフソ連共産党書記長が発表しました欧州戦域核ミサイルの凍結、削減につきまして、米レーガン大統領は無意味であるとソ連案を拒否しました。
それは何よりも予算面にあらわれておりますし、レーガン大統領あるいはロストウ軍備管理・軍縮局長らによる限定核戦争もあり得るとか、日本、中国を含むアジア地域に戦域核ミサイルの配備の計画があるといった発言と、それに対する日本政府の黙認による事実上のアメリカの戦域核戦争構想の容認ということにあらわれていると思います。
さらに、ヨーロッパにおいては、ソ連のSS20という戦域核ミサイルの展開によって、従来ほぼバランスされておると考えられておった地域的な軍事力のバランスが崩れて、ソ連側に有利に、西側に不利に傾いたと、こういうふうに考えられるようになってきておるわけであります。こういう米ソの軍事力のバランスが不安定になったということが一つの大きな問題であります。
その一番いい例がヨーロッパにおける戦域核ミサイルの問題であって、ソ連はSS20を展開することによってやっとヨーロッパにおける軍事力のバランスがとれておる、こういうふうに考えるわけでありますし、アメリカやヨーロッパはソ連のSS20の展開によっていままで維持されておった軍事力のバランスが崩れた、こういうふうに考えるわけであります。
ソ連のSS20という戦域核ミサイルがシベリアにかなり配置された。では、アメリカも日本近海に、日本に配置しようという論理になるのでしょう、力の均衡論というのは。これは際限なく雪だるま式に、日本の赤字国債みたいに雪だるま式に大きくなっていくのですよ、軍備というのは。行きはよいよい帰りはこわいで、帰りはもう帰れなくなっちゃうのですよ。
その一つは、昨年十月、アメリカの軍備管理軍縮局長官の日本を含む極東への戦域核ミサイルの配備発言、続くロング太平洋軍司令官の今年中にも巡航ミサイルをわが国を基地としている米第七艦隊に配備させるなどの言明、そして来年十月に巡航ミサイルを配備すると言われるアメリカの戦艦ニャージャージーが日本に寄港することが報道されている問題についてであります。
それに前後しまして、ロストウ米軍備管理軍縮局長が、わが国に新たに戦域核ミサイルを配備することもあり得るんだ、検討中だと、こういうふうに述べておるわけなんです。 ということになりますと、この辺の経緯をやはり具体的に米側に問い合わせていく必要があるんではないか。特にそのことは、十一月十八日でございましたけれども、行特委員会でうちの上田議員が質問した際に、鈴木総理がこのように答弁されているんです。
ところが、その後、十一月十日にレーガン大統領が記者会見で、戦域核の配備あり得ると、限定核戦争あり得るということを改めて言い、同じ日にロストウ軍縮局長、これは軍拡局長の間違いじゃないかと思うんですけれども、ロストウ記者会見で、必要があれば日本、中国を含むアジア地域に戦域核ミサイルを配備するかもしれないということがあったわけですね。
そこで、それに呼応したように、米国のロストウ軍縮局長ですか、去る十日ワシントンで同じように記者会見をいたしまして、レーガン政権の包括的な核軍縮政策を明らかにしたわけでございますけれども、その中で、現段階ではアジアにいわゆる米戦域核を配備する計画はないと、こうしながらも、米国は将来、必要と見れば日本、中国を含むアジア地域に米製の戦域核ミサイルを配備すると、こういうふうに語ったというふうに報道されているわけでございますけれども
その後ロストウ米軍縮局長、どうもこれは私は軍拡局長の方が名前がふさわしいような気もしますけれども、日本、中国を含むアジア地域に必要があれば米製戦域核ミサイルを配備すると語ったわけですね。
重複は避けたいと思いますが、ブレジネフソ連共産党書記長が、今月末ジュネーブで始まる米ソ戦域核ミサイル制限交渉を前に、西独のシュピーゲルという週刊誌の会見の中で、NATO側が八三年から予定しておりますパーシングIIと巡航ミサイル、この配備を取りやめれば、ソ連もSS20を含む核ミサイルの大幅削減に応じる用意がある、こういう見解を発表しているわけです。
そして、こういうものを補う意味として巡洋艦に戦域核ミサイルを積載することを検討をしている、こういうことも私は聞いているわけでございます。つまり、アメリカ政府は、アジアでも局地的、限定的な核戦争に対応できるような近代的戦域核の体制の確立を痛感し始めていて、統合的な戦域核戦力の改善計画に着手しているようですね。こういうことが言えると思う。