2015-08-04 第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
最初に核抑止力があって、次は通常戦力抑止態勢というのがあります。そこの一番目には何と書いてあるかというと、「自衛隊の抑止態勢とグレーゾーン事態」。冒頭指摘したように、衆議院において民主党と維新が共同提案したような、ああいうところがグレーゾーンなので一番大事ですよというふうに書いてあります。そして、その次に、「米軍の打撃力と対A2AD」と、こう書いてあります。
最初に核抑止力があって、次は通常戦力抑止態勢というのがあります。そこの一番目には何と書いてあるかというと、「自衛隊の抑止態勢とグレーゾーン事態」。冒頭指摘したように、衆議院において民主党と維新が共同提案したような、ああいうところがグレーゾーンなので一番大事ですよというふうに書いてあります。そして、その次に、「米軍の打撃力と対A2AD」と、こう書いてあります。
中国は、独特の核戦力抑止理論、最小限抑止理論というものを持っておりまして、例えば、アメリカというような強大な核保有国に対しても、少数の核兵器ではあっても、しかし、それが例えばロサンゼルスに届くというような状況があればアメリカは手を出さないであろうというような独特の理論を持っております。
このことは例えば先般発表されましたアメリカの国防報告の中におきましても、各種の高性能戦略核兵器の多様な組み合わせを含む効果的な戦力抑止は国家の安全に依然重要だという指摘を行っておりますし、また片やロシアにおきましてもエリツィン大統領が一月の軍縮に関連する演説におきまして、核の面での軍縮を強調する一方におきまして、核の軍縮のプロセスにおきましても米ソ間の核戦力のパリティーということも強調している点は御承知