2002-11-14 第155回国会 参議院 内閣委員会 第4号
平成二年の六月六日に参議院の予算委員会で、本岡議員、現参議院の副議長が、「鉱山と朝鮮人強制連行」という本を引用されまして、戦前内務省警保局が作成した極秘資料、特高月報から、兵庫県で一万六百八人が強制連行されたなどという質問をされています。
平成二年の六月六日に参議院の予算委員会で、本岡議員、現参議院の副議長が、「鉱山と朝鮮人強制連行」という本を引用されまして、戦前内務省警保局が作成した極秘資料、特高月報から、兵庫県で一万六百八人が強制連行されたなどという質問をされています。
しかも投票率が低いということになると、戦前内務省が知事を任命した、地方の住民はそれを安易に受け入れてきたということと大して違わないんじゃないかという気持ちでもって見ているわけでございます。
戦前内務省警保局が作成した極秘資料「特高月報」というふうなものから導き出して、兵庫県でも、一九三九年から一九四三年までに一万六百八人が兵庫県に強制連行された、逃亡者は三千七百十七人であったとかいうようなことが出ているわけです。また、「兵庫県知事引継演述書」というようなものがありまして、その中で一九四五年八月十五日から一九四七年三月まで朝鮮人強制連行者がどう帰国したかということが書いてある。
そういう意味におきまして、実は冒頭の先生の御質問に関連いたしますが、戦前、内務省でこの著作権を所管しておりましたのは、当時のスタートが出版の取り締まりということと同時に版権を保護するということで、明治初頭の版権条例から版権法に受け継がれ、そして明治三十二年の著作権法に推移したという経緯もございまして、出版の取り締まりをする内務省が同時に著作権も所管していたというのが戦前の流れでございます。
戦前内務省に集中していた強大な組織と権限、これが内務省の解体によって地方分権へと移行するという筋道であったはずだと私は思うんですが、ところがそれが各省庁に分轄されて、縦割り行政としてよみがえって、今地方の上に君臨する中央集権体制がしっかりと築き上げられてきたのではないかというのが私の識認です。今大臣は、中央集権体制であると、こういうふうに認識されますか。
戦前、内務省の持っておりました府県知事の任免権を内閣に移そうという議論がありましたとき、内務省は、人事権なくして内政の責任は負えないと、強い姿勢でこれを拒否したことがありました。外務省は在外公館の人事権は全面的に持っているわけでありますから、各省からの出向者に対して、その執務の姿勢について厳しい態度をとってしかるべきだと思います。
○小沢説明員 実は私、北海道とは特殊な関係がございまして、町村知事は私が非常に尊敬する人ですから、町村知事からこの冷害問題について話がありまして——実は、戦前内務省に入りますときに、町村さんが人事課長でございました。おれと一緒にやらぬかというので、私は町村さんの人柄とか手腕というものにほれて、ほかを押し切って内務省へ行った一人でございます。
そこで同和関係の問題につきましては、戦前内務省等においてもこの問題に重大な関心を持って、一体として生活ができるようにという方向をもって検討しておったのでありますが、今お話がありましたように、内閣といたしましても非常に重大な問題と考えます。というのは、同じく日本人でありながら、とかく差別的な考えを持っておられるということは、これは徹底的にやめなければならぬ問題だと思います。
戦前、内務省は、権力行政の手段といたしまして、右手に警察力を行使し、左手に道路予算を握つて党勢拡大の具といたしましたことは、われわれが今日も深く不快に感じておるところなのであります。しかるに、明年度予算で大幅に増額されました道路予算が、他の公共事業とともに、選挙目当ての党勢拡張の道具とされ、旧態依然たる観念によって左右される傾向を見るのは、はなはだ遺憾なところであります。
御承知のように道路の管理は戦前内務省時代、官選知事時代からの慣習といいますか、現実の行為をそのまま引き継いできておっただけでございます。
今お話にありましたように、戦前内務省で社会局が総合的な施策をやった。これで非常に力が出たんだが、今ばらばらになっておるから、その力が出ないというお話、私は結論としてはそうだと思うのです。
第一は、政府は本法案によつて、戦前内務省の持つておつた、いわゆる強力な国家警察を復活しようという計画であるかどうか。政府委員の説明せられるところでは、地方自治警察として育成して行くのだ、こういうことは繰返し承つておる。そこで副総理のお考えも、そうした自治体警察としてこれを育成して行くのだ、こういうようなお考えであるかどうか、観念の問題です。
それについて思い出しますことは、戦前内務省がありました際には、国内の行政については警察、消防はもとより、土木その他一切国内行政を一手にやつておりました。それゆえ私どもの経験によりましても、同じような災害たびたびありましたし、またこれ以上の混乱状態、不安状態が生じたようなこともありました。そのときに内務大臣にはすべて総括した統合された報告が刻々に参つておりました。
○柴田委員 本日の議題になつておる以外のもので、緊急を要すると思いますので、委員長にお願いしておきたいと思いますが、戦前内務省時代の行政財産でございました、昨今は建設省の所管に移つておるようでございますが、私どもが常識として考えますに、戦前内務省の行政財産でございますならば、戦後の機構改革にあたりましては、当然普通財産といたしまして大蔵省に所管が移るべきであると考える財産に、非常にふしぎな点を発見したのであります