1968-04-10 第58回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第1号
だけれども、政府として、こういう方向に努力されるのか、いままでのようにアメリカの戦争努力に協力するという立場を守り続けるのか、そこのところの大臣の見解をはっきり聞かしておいていただきたい。
だけれども、政府として、こういう方向に努力されるのか、いままでのようにアメリカの戦争努力に協力するという立場を守り続けるのか、そこのところの大臣の見解をはっきり聞かしておいていただきたい。
また、外務大臣は、「日本がアメリカと関係の深い国であってしかも軍事的に圏外に立っている」と言われましたが、政府は、わが国がアメリカの戦争努力の圏外に立っておると思っておられるのか。ほんとうにそう信じ込んでいるとしたら、めくらであります。あるいは、耳をおおうて鈴を盗むのたぐいであります。
そこで、今回の会談において私どもはたいへん心配したのは、アメリカ側から、ベトナムにおけるアメリカの戦争努力に対して、日本に直接間接何らかの支持と、そして積極的な援助を求めてきたのではないか、こういう点なのでございますが、たとえば南ベトナム政府に対する経済援助であるとか、あるいは、また、武器の供給であるとか、あるいはそのほかのいろんな援助、さらに、また、アメリカ軍のいろいろな行動に対する日本側の有形無形
拒否の理由は、日本がアメリカの立場を支持し、その戦争努力に協力しているからだという報道がカイロより伝えられました。世間では、横山特使の海外派遣は、佐藤内閣もベトナム和平に努力しているのだということを、国民に印象づけるための単なるゼスチュアであって、同特使が羽田を出発したとき、すでにその任務は終わったも当然だと、言われているぐらいであります。
戦争中は日本に強制的に連れて来られて、日本の戦争努力に協力させられた。日本の国籍をちやんと持つて、名前もそうなつている。それでなくても実際日本に来て日本の勤労者の一部として働いている。今までの関係から行けば外国人でもなくて、実際上もう大部分の朝鮮人は、日本の国内における一つの少数民族という地位を持つていると私は思う。