1954-09-27 第19回国会 参議院 水産委員会 閉会後第14号
即ちビキニ水域でいわゆる死の灰を浴びた二十三人の中の一人が遂に空しくなつたということは、我我日本国民に死の灰の恐怖を改めて深刻に認識させた次第でありまして、残り二十二人の運命を暗示しているばかりでなく、全国民に同様な恐怖を与えていることは言うまでもありません、又我々日本国民が不可欠の栄養源としている太平洋の水資源に対する重大な影響につきましても、事件発生以来七カ月を経過した今日、依然として水産物から
即ちビキニ水域でいわゆる死の灰を浴びた二十三人の中の一人が遂に空しくなつたということは、我我日本国民に死の灰の恐怖を改めて深刻に認識させた次第でありまして、残り二十二人の運命を暗示しているばかりでなく、全国民に同様な恐怖を与えていることは言うまでもありません、又我々日本国民が不可欠の栄養源としている太平洋の水資源に対する重大な影響につきましても、事件発生以来七カ月を経過した今日、依然として水産物から
それよりも我我日本国民としてやらなければならないことは、日本国自身果して民主主義を建設しつつあるかどうか。これは講和会議でもフイリピンが言われたように、日本が今民主主義化したと言つておる国は世界中一つもないということを申しております。そういうふうに言われておりながら、日本の民主主義はすでに完成したということを日本人自身として言えるかどうか。
恐らくその御要請をなさつておられると思うのでありますけれども、我我日本国民といたしまして、すでに敗戰五年を経過いたしまして、皆が講和を期待しておるこの際におきまして、総理大臣は、只今私がお尋ねした点についてどういうお考えがあるか、或いはどういうことを世界に向つて要望する機会があつたかということをお尋ねしたいのであります。