2008-05-16 第169回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第8号
五、国連援助機関との連携強化と拠出額の確保 近年の我が国ODA予算の大幅な減少によって、国連援助機関への我が国の拠出額も削減されている。例えば、かつて我が国が最大拠出国であった国連開発計画(UNDP)における通常予算拠出額順位は第七位に転落し、常任の執行理事国の地位も失っている。この結果、国連援助機関での意思決定における我が国の影響力が低下する懸念が生じている。
五、国連援助機関との連携強化と拠出額の確保 近年の我が国ODA予算の大幅な減少によって、国連援助機関への我が国の拠出額も削減されている。例えば、かつて我が国が最大拠出国であった国連開発計画(UNDP)における通常予算拠出額順位は第七位に転落し、常任の執行理事国の地位も失っている。この結果、国連援助機関での意思決定における我が国の影響力が低下する懸念が生じている。
御指摘のように、ピーク時、平成九年度から七年間で三〇%の削減でございまして、この十六年度予算の水準は十四年前の平成二年度予算を下回る水準ということでございまして、我が国ODA予算の減というのは大変顕著なものがあるわけでございます。
カ立法措置の必要性について (1)以上、ODAのあり方について一次、二次にわたって諸般の意見を述べましたが、今日の国際経済社会におけるODAの重要性と、既に世界二位となった我が国ODA予算の大きさ及び施策の拡充、強化の要請にこたえるには、現行の各省設置法等に基づく事務の執行レベルでは不十分だ。