2007-05-16 第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第7号
このような状況になってきますと、経済成長を進めるだけでは問題が解決できない、あるいは経済成長一本やりで進めることによって問題がますます深刻になるということのケースです。 次、お願いします。 ここにはタイの事例が簡単に書いてありますけれども、これは一つの事例であります。
このような状況になってきますと、経済成長を進めるだけでは問題が解決できない、あるいは経済成長一本やりで進めることによって問題がますます深刻になるということのケースです。 次、お願いします。 ここにはタイの事例が簡単に書いてありますけれども、これは一つの事例であります。
一九六〇年代には、高度成長一本やりだった官僚主導の国家運営が、都市問題、福祉の貧困、そして公害の多発によって破綻しました。そこで、日本の市民は、市民に一番近い政府である自治体に大きな期待を寄せ、地方分権によって事態の打開を図りました。
今、心の問題が言われてみたり、教育の問題が言われてみたり、いろいろな多くの問題が語られるようになりつつありますけれども、少なくとも経済成長一本やりから、いろんな意味でもう一回世の中というものを見直す、日本という国の心のあり方をもう一回研究しなくちゃいかぬという気持ちが最近いろいろなところで言われるようになったのは、少年犯罪を含めまして、そういった社会の変化というものがいい方向に行きつつある一つの兆しかなと
そういう状況の中で、今振り返ってみると、戦後急速な経済成長をして、先ほど愛情とお金の問題が出てきましたけれども、お金優先で、経済成長一本やりで来たわけですから価値観が全部それに統一されてしまった。しかも、周囲を見渡してみると、片方で食糧の自給率はいつの間にか三〇%、四〇%しかないわけです。しかし、お金はあるから幾らでも買える。
○広中国務大臣 戦後、我が国というのはもう経済成長一本やり、三つの比ということをだれかが御指摘になりましたけれども、前年比どれだけ経済が成長したか、どれだけ売り上げが伸びたか、どれだけ給料が伸びたか、そういったような形で前年と比べて絶えず数字の伸びというものでしょうか、そういうもので我々の、経済成長というのでしょうか、豊かさをはかってきたという側面があると思います。
近年、今までは成長一本やりでありましたから、それの反動でありましょうか、成長よりも福祉とかあるいは生活ということに非常に力点が置かれるわけでありまして、それは私は意味合いとして十分理解できます。しかしながら、要するに重要な点は生活と生産というもののバランスをとるということが一番大切でありまして、生活だけでもいけないし、また生産だけでももちろんいけないわけであります。
○渡辺国務大臣 私は、これから限られた資源の中で人間が生存をするということになってくると、どうしてもいままでのような高度経済成長一本やりという形でなくて、安定的な成長ということになるのではないか、そうなってまいりますと、ただ合理主義、生産性向上だけではなかなかうまくいかないのではないかという気がするのです。
政府がいままで高度経済成長一本やりで来たことがいま安定成長ということで見直しをされておりますけれども、その安定成長期に入って貯金の金利がこうやってどんどん引き下げられる。これまた政府の失敗であろうと言わざるを得ないわけでございます。
だが、いままでの政治を考えてみますと、高度経済成長一本やりだった。世の中というものは、私は、やはり総合的なものが世の中だ。こう理解をしておるわけです。そうすると、いままで高度成長の一本やりで走ってきた、これを表の政治と言えば表の政治。
いままでの経済成長一本やりのように、とにかく道路さえつくったらいいんだというんじゃなくして、やはり後の始末、公害対策、環境対策をやっていくために、その費用も出していかなければならない。あなたの建設省の考え方は、高速道路で金を取ったやつを、そっちへ回すんだというように思えてならないのですね、高速道路のあるところだけしか、できないのですから。
また、福祉型の成長メカニズムを考えるべきだということでございますが、今後わが国の経済は、いままでのような高度経済成長一本やりのものから、均衡のとれた安定成長路線に移行させなければならぬ。
そういう問題と同時に、いま御指摘の公害だとか、自然環境との調整とか、そういう問題、そういうことを広範に考えての経済政策ということになると、いままでの成長一本やりの考え方、こういうことにつきましては、これはもう根本的な転換を必要とする、そういうふうに考えており、田中首相も、これからの経済は安定成長じゃなけりゃならぬと、こういうふうに言っておる、こういうふうに御理解願います。
○中村(茂)委員 そうすると、いままでの高度成長一本やりの政府の全体的な政策から安定成長への方向に経済を転換させていくということが前提になるわけですか。
で、経済成長一本やりできました時代には、それはそれでよかったと思いますが、先ほど御意見もありましたような国民の市民生活運動を展開するというような段階のもとにおいては、少なくとも広告の内容、あり方というものは、趣を私は一変をすべきであって、モデルチェンジでありますとか、新商品とかいうものを、消費者のその選択なくして押しつけるというような中身を持つ広告ではなしに、生活合理化のための広告というものに重点を
○国務大臣(内田常雄君) 小野さんがいま大蔵大臣との間に問答がございました、今後の経済成長率についてまず申し述べますと、この経済社会基本計画におきましては、従来のような成長一本やりの経済政策はとらないんだということを申し述べながらも、しかし今後の経済は、しばらくの間は九%台の成長ということを考えられるが、しかしその先は六%ないし七%の成長を考えて進むのがよいということが実は書いてあるわけでございます
したがって、私がここで申し上げておりますることも、いままではいわば成長一本やりでまいりましたような国の財政も地方の財政も、ここでひとつ従来のような高度の成長をやめまして、そして物価抑制という見地からかなり引き締めるということを国も地方もともにやらざるを得ないという状況にあるわけでございます。
もとより、ここに燃え盛っているインフレの炎は、それが石油外圧によってさらに激しく熱気を加えたものとはいえ、だからといって、長年にわたる成長一本やりの自民党政治、それをあおり立て、また、事ごとに対策を誤った田中内閣の政治責任は、いささかも免れるところはありません。
ただし、私が触れましたように、人口増加もございましょうし、人々の欲望の上昇マインドというものもにわかに節約は美徳だということを言っただけでは私はおさまるものではないと思いますので、心理的にはゼロ成長というものはかなりな状況の違いをこれまでの成長一本やりの経済の中で暮らしてまいった国民には感じさせられることがあろうと思いますが、かりに万々一ゼロ成長というようなことがございましても、その際の——国民総生産
いま私は、日本経済が成長一本やりから、成長に対して大きなとんざを来たしたところでありますから、ともかくその分配が公正的確である、少なくとも公平に取り扱われているという国民一人一人の実感こそが、政治に道義を取り戻し、社会の混乱を防ぐ唯一の道であろうかと思うわけであります。その意味において、今後十分の御配慮を仰ぎたいと思っておるわけであります。
あなたは、田中総理の成長一本やりの政策に対し、安定成長と称して、ある種の批判を加えられておりました関係から、総理とともに私の同じ質問に対し、それぞれの所信に従って答弁を伺いたいと思います。 第一に、われわれはかねてから日本の経済情勢がインフレーションであり、現在ではそれは全く悪性化しているということを指摘してまいりました。