1986-02-19 第104回国会 衆議院 予算委員会 第12号
やはり問題は、余りにも速い円高進行、これが成約等におきまして困難を与えておるというふうなことで、企業に対応の時間的な余裕を与えていないということ、それからさらにどこまで円高になるのか、こういう不安な心理を醸成しているという点、こういう点が問題だろうと思います。
やはり問題は、余りにも速い円高進行、これが成約等におきまして困難を与えておるというふうなことで、企業に対応の時間的な余裕を与えていないということ、それからさらにどこまで円高になるのか、こういう不安な心理を醸成しているという点、こういう点が問題だろうと思います。
一番新しい調査としましては、五十五産地につきまして、六十年の十二月から六十一年の一月中旬までの間の影響が特にあらわれている調査内容でございますが、その結果によりますと、御指摘のように輸出向けの新規成約等がストップした企業が出ている産地が三十六産地に及ぶ。あるいは成約ができたとしても、前年同月を値段として一〇%以上下回らざるを得なかったというような産地が三十四ございます。
いま少し円安になって落ちついているようですが、各商社等の輸出の成約等を見ますと、前年度比一〇%ぐらい伸びてきていますから、私は、後半にはまた円高ということが十分予想されると思うんです。したがって、もしやられるとするならば私はいまの時期の方がいいと思うので、その点は意見の違うところですからやむを得ません。 最後に、この問題の最後には、経常収支ばかりで日本が責め立てられておるわけです。
しかも自動車あるいは電子あるいは精密関係の機械業界等におきましても、そういったことを見越して相当早目に輸出成約等をしているという話も新聞でちらちら見るんですが、こうなりますと、これはもう本当にどこまで行くかわからぬという、一種の、ドル安といいましても何といいましても、やっぱり貿易構造の混乱という状態かあるいは恐慌という状態か、大変ゆゆしきものだと、こう考えているんですけれども、どこかで歯どめをする考
不況業種に属します中小企業の皆さん方は、本来的な構造的な過剰設備等の問題を内蔵しております上に、不況四年目に当たります景気停滞の影響によりまして、体力も限界に来ております上に、円高の影響、これは先ほど来、藤原さんあるいは宮崎さんからもお話がございましたように、私どもの調査によりましても非常に大きな影響を受けておりまして、年が明けてからの成約等について非常な不安があるというような調査結果にもなっておるわけでございまして
それから、商社の輸入成約等を見ましても非常にダウンをしております。そういう状況で若干模様が変わってくれば、あたりの景況も非常に変わってくる。繊維の場合は非常にそうであります。非常に鋭敏であります。そういう意味において、われわれとしては行政指導を全力を尽くしてやるつもりであります。
いずれにいたしましても、高い水準で当面続くということ以外には申しかねるわけでございますが、物の手当て等の面につきましては、トウモロコシ、マイロ等の配合飼料諸原料の成約等は相当進んでおりまして、全農をはじめとする日本のメーカー等の手当ても、来年春先までの手当てはすでに完了しており、物の面についての需給は心配ないというのが現段階の事情でございます。
わが国の貿易取引のほとんどがドル建てである、こういうようなことから輸出成約等が非常に苦境に追い込まれてくるということは明白であります。こういうフロートの長期化に対してどういうような対策を考えておられるか。特に深刻な中小企業等の問題もあるわけです。そこでそういう影響をどういうように診断をされておるか、こういうことにつきまして通産省、経企庁にお伺いしたいと思います。
この滞貨があるこの業界が、いま変動相場制移行によって、輸出成約等におきましても、いろいろな部面においても、非常に大きな損害を受けつつあるわけであります。そしてその損害を受けつつある状態だけでなくして、現に前回のドル・ショック、円切り上げに基づくところの緊急融資に対して、すでに返済期が到来いたしておるわけであります。
けれども、鶴田参考人の御意見のように、いま直面して企業等は輸出成約等がほとんどストップの状態で、長引けば長引くほど混乱が大きくなる。したがって、すみやかに解決をしなければならない。こういうことで、まことによく御両人の御意見もわかるのですけれども、ここで早期に取り組むことは、結局理論的に下村先生からお話のあった基礎的の不均衡というのがはたして日本には該当するのかどうか。