1995-11-01 第134回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
加えて、燃料費が当然のことながらウラン燃料とプルトニウム燃料では異なるわけでございますけれども、この燃料費につきましても、例えば成型加工費についてはウラン燃料に比べてプルトニウム燃料というのは若干割高になるけれども、先生も御承知のとおり、原子力発電というのは発電原価に占める燃料費の割合というのは約二割と大変低うございます。
加えて、燃料費が当然のことながらウラン燃料とプルトニウム燃料では異なるわけでございますけれども、この燃料費につきましても、例えば成型加工費についてはウラン燃料に比べてプルトニウム燃料というのは若干割高になるけれども、先生も御承知のとおり、原子力発電というのは発電原価に占める燃料費の割合というのは約二割と大変低うございます。
それで、広報室の次長さんのお話などを伺っていると、密度安定剤の欠陥によって引き起こされた、それから成型加工に使用する起泡剤、ベスケーターと言うのですか、これを取りかえたので大丈夫というお話なのですが、大体、原因というのはこの密度安定剤の欠陥であったわけですか。
そしてさらに、専門家の間では、ウランというのは二十一世紀に入っても供給不足になるということは考えられない、プルトニウムの軽水炉利用というのは成型加工が大変で非常に高価なものにつくのじゃないかという指摘があるわけですね。
○吉田正雄君 これは私直接見ていないのでわからないんですけれども、いまおっしゃった通産省の総合エネルギー調査会の原子力部会の中のプルトニウム・リサイクル小委員会、村田浩原研の顧問がこの小委員会の委員長というか座長をやっていると思うのですが、そこで二月の二十三日に何か審議方針というふうなものが出されたようなんですけれども、そこでは、燃料の成型加工が高くつき、発電コストも高くつく。
それから、先ほど中島先生からもお話がございましたけれども、原子力の燃料の単価というものの中には、精鉱とかあるいは濃縮、あるいは成型加工、再処理というものが含まれて、それを一〇〇として考えておりまして、再処理には四五ぐらいかかっておる。一〇〇のうち四五、精鉱が二〇、濃縮が一五、成型加工が二〇、大体こんなものでよろしゅうございましょうか。それをひとつお聞きしておきたいのです。
成型加工ができ上がりますと、これをまた伊方原子力まで運んでまいりますために、いろいろな許可手続を経ましてやっと装荷の段階に至るわけでございます。通常四、五年はどうしてもかかるわけでございます。 このため、当社は、以上のような加工工程にある核燃料として、現在、必要量の四年分程度のものを資産として保有しております。
用地面積はおおむね二百万坪程度といたしておりますが、これは将来、再処理されたウラン等の成型加工も同じ場所で行えるような考え方も持っております。再処理施設の処理能力を一応一日当たり五トン程度といたしました場合、これに要する工事資金は現在価格で四千ないし五千億程度と見込んでおります。
すなわち、現在自主技術で開発を進めております高速増殖炉の燃料として使う場合には、炉の方の設計も若干変えなければならないのではないか、あるいは燃料に成型加工をいたします工程もそのまじり方いかんによっては変えなければならない、そういうようないわゆる開発中の炉に使うまでの道程で考えますと、いずれも一長一短がございまして、施設の方では非常にやさしい方法ではあっても、炉のところへまいる段階で大変困難な作業が要求
元来、原発は、ウラン探鉱、加工、濃縮、成型加工、発電、再処理、廃棄物処分という、いわゆる核燃料サイクルの各段階が整合性をもって総合的に確立されなければならない性質のものであります。 ところが、現実にはウラン確保から濃縮までは海外依存、成型加工だけは国内処理でございますが、ダウンストリームと言われる再処理と廃棄物処分については、どこがどのような形で担当するのか、全く具体性がございません。
パイプ、電線、しかもその上に成型加工業者、これはプラスチック関係の業者ですが、いま特に奈良県の場合では五〇から七〇%の操業しかできていない。しかも、これは先行きの見通しが全く立たないという現状にあるわけなんです。
燃料の成型加工といっております。あるいは特殊な管でありますので被覆材、その材質が問題でございます。そういうような、いま日本として原子力関係で国産化の非常にネックになっているものに対します融資をいたしております。 それから、お尋ねの後半にございましたウランの関係でございますが、御承知のように、日本はきわめて貧弱なウラン資源しかございません。
それを自分の炉のタイプに合ったように成型加工する余裕を十分残しておくということは日本の将来の工業発展のためにも非常に重要な一石になるわけです。それで権利として日本が固有に確保し得る濃縮ウランをできるだけ早く獲得する。
今後はそういう問題も大きな課題になろうかと思いますけれども、先生御指摘の、専門の成型加工業者の手元から出てくる不良品等をどうしておるかという点でございますけれども、プラスチックの成型加工業者というのは全国で約一万軒ございます。一万軒。八五%くらいまでが、従業員も非常に少ないいわゆる零細企業でございます。
次に、三番目の問題として燃料の成型加工の問題が出てまいると思います。これはペレットと称するものをつくって、それをずっとつなぎ合わせて燃料棒にするようでございますけれども、この辺の技術ではいろいろと開発すべき問題が残されているのかどうかお聞きします。
○加藤参考人 御注意のとおりでございまして、この燃料の問題は、その鉱石をどこから買うか、どうして獲得するかという問題、それから転換の問題、それから濃縮の問題それを成型加工する問題、そういういろいろな段階があるのでございまして、そのうち、できるだけ日本で燃料サイクルを確立する、さっき三島先生もおっしゃいましたように、そういうのが望ましいということでございますが、遺憾ながら、いまのところは、それがすぐには
○竹田現照君 それで、ものの本によりますと、成型加工段階というのは原子力産業の中で一番うまみがあるというか、もうかるものらしいんですね。
それから、その次にお聞きしたいことは、核燃料費の燃料サイクル全体の関連から見ていきますと、成型加工費の割合は一体どのくらいになっておりますか。
○近江委員 三分の一とおっしゃっていますけれども、日本開発銀行が一月に出している「調査月報」、これの六五ページには成型加工費として実に四〇%があがっている。いま局長は三〇%と言いましたが、一〇%の違いがあるのです。それは局長も、すぐに言われてなかなか資料がなかったと思います。その点は理解しますが、そうなってきますと、要するに、加工業者にとっては一番うまみのある分野になるわけです。
なお、このイエローケーキだけでは核燃料として使えませんので、実際にはこれはアメリカのAECの政府の設備でこれを成型加工していただきまして、それを輸入して使うということになろうと思います。いずれにしましても、原鉱を確保いたしませんと、将来の値上がり等のために不測の損害を招くおそれもありますので、そういった対策を講じている次第であります。
この間「合成樹脂の圧縮又は射出成型加工業の実態調査についてお願い」これが通産省の化学第三課から回っておりますが、これを読みますと、「この調査に対して、報告しなかったり虚偽の報告をした場合には罰せられることがあります。」という文句がありますが、これは第何条のどういうところから……。
特にあなたのほうではすでに超高速遠心分離機も据えつけられて、ウランの濃縮そのものをやろうという研究もしておられるという段階において、やにわに今度は民間企業が食い込んで、六弗化ウランのガスをもらってきて成型加工をやろうというような技術をやるというようなことは、もっと慎重に考えてみたらいいのじゃないか。
これを野放しで、どんどんあちらにもこちらにも競合で成型加工の合弁会社ができるというようなことを野放しにするよりも、順序として私はいま申し上げたような方向が妥当ではないかと思うのですが、この点今井理事長先ほどから思案投げ首のかっこうで腕組みをしておられますが、あなたは率直なところどう思われますか。
あまりにも大きな供給力を日本が成型加工について持ちますると、これは当然その需要としてのいわば軽水型炉という方向へいかざるを得ないような状態にいわゆる産業的圧力というものが考えられるので、こういう点はぜひ原子力委員会としても、また推進本部としても十分にひとつ御検討いただいて、そのような事態のないように、ぜひしていただきたいと思います。この際強く希望しておきます。
しかし、ただいま不況に悩んでおる中小企業と、かように一口に言われるその状態において、最もただいま需要の減退を受けておるのはどういう業種か、こういうことでございますが、それについては、たとえば金属工作機械、鍛圧機械、工具類、銑鉄鋳物、銅合金鋳物、板紙業、合成樹脂成型加工、これらのものが一番困っておるようであります。