1956-05-30 第24回国会 衆議院 農林水産委員会 第46号
○安田(善)政府委員 そういう方針はとっておりませんで、需要者団体から要望を聞きまして、それを通じて農家の要望を聞きましたような硫加、塩加の割合で入手をいたし、配給もしていくように努めておるのでございますが、カリであるならばできるだけ安いように入手したいという希望が一つあり、また成分当りで安いようにしたいということが一つあります。
○安田(善)政府委員 そういう方針はとっておりませんで、需要者団体から要望を聞きまして、それを通じて農家の要望を聞きましたような硫加、塩加の割合で入手をいたし、配給もしていくように努めておるのでございますが、カリであるならばできるだけ安いように入手したいという希望が一つあり、また成分当りで安いようにしたいということが一つあります。
三橋さんの意見に私は全然同感でありますが、この化成肥料あるいは配合肥料というものと、単肥の、いわゆる一成分当りの価格というものは相当の開きがあって、農民の面から見た場合に、単肥を農民が高度の——高度でなくても、普通農家というものが最近相当に技術的に進歩してきておる今日において、先ほどの課長の答弁によりますと、年々化成肥料や配合肥料の施用が増加されてきておるという今日の実情からみまして、非常な高値に、
併しながら御指摘のような弊害の伴うことは私どもも想像できますので、これをはつきりとしようと思いますと、昨日も衆議院の農林委員会でしたか、硫安、過燐酸、加里の単肥の価格、一成分当りの価格が市価がきまつたから、それを元にして、そうして適正な加工費を加えたもので価格を公定せよ、しなければいかんというようなお説もありましたが、そういうふうに制度を設けて価格公定をいたしますれば、これは一番はつきりはいたしますが
それで成分当りの価格が結局二割八分高いと、そういうふうなことになるわけでございます。
それからもう一つ、化成肥料では、硫安、過燐酸、カリの一成分当りの価格をきめまして、それによつて今の化成肥料の含有量にかけて、そしてトータルして、それに加工費を加えて合理的な価格をきてやりましても、やはり単肥として農家に入る分量は、これはやはり化成肥料ばかりでなく、配合肥料等を除いた単肥として農家には半分以上は行かなければ、農家の施肥に困る。