1948-06-22 第2回国会 参議院 予算委員会 第36号
そういたしますと、まだマル公の改訂のない四月において八%となりますと、一應マル公の改訂があつた月としての、或いはある筈の月としては八%でも済まない、もつと沢山見込まなければならないというふうなことになると思うのです。私は不思議だと思いますのは、どうしてこういうふうな少い闇部分を見込んでおるのか。又見込んだか。而もこれが年間を通じて大体変化しないという前提に立つておる。
そういたしますと、まだマル公の改訂のない四月において八%となりますと、一應マル公の改訂があつた月としての、或いはある筈の月としては八%でも済まない、もつと沢山見込まなければならないというふうなことになると思うのです。私は不思議だと思いますのは、どうしてこういうふうな少い闇部分を見込んでおるのか。又見込んだか。而もこれが年間を通じて大体変化しないという前提に立つておる。
それでこの價格改訂に当りまして、一應マル公か格の引上げによつて出て來ると考えられます値上り益は、これは申すまでもなく現実の利益ではないわけでありまして、将来それが現実化されると仮想される利益でありますから、いわば仮想利益であります。現実の利益ではないわけであります。
そのときの金額は、原則といたしまして一應マル公でなくちやならんと、こういう建前を取つております。實際今まででてきますものも、大體においてマル公によつての計算ということになつております。所が實際問題といたしましてはマル公で設備するということは到底できません。
その次に土地及び建物でありまして、このうち農地については一應マル公があるのでありますが、街の宅地についてはございません。土地建物の一般及び特別會計を通じての大體の見込は一億四、五千萬圓であります。
例えば價格の面にいたしましても、一應マル公がありながら地方々々によつて例外價格が認められるという、その例外價格の制度を善用するよりも悪用されるというような現状であります。從つて例外價格等は先程も佐野さんからも仰しやいましたが統制取締りの面で絶対に價格の取締りを嚴にして頂きたいということであります。