1968-08-08 第59回国会 参議院 文教委員会 第2号
慣行があったかなかったかと、いろいろ御疑念があるようでございますけれども、教育委員会側としては、今度とりましたことについて従来の慣行——組合側の議した人事のみをもって教育行政をやるというような意味での慣行はなかった、こういうような言い方もいたしておりますので、その辺のところが慣行といわれている中で両者のとり方が違っておったのじゃないか、このように思っております。
慣行があったかなかったかと、いろいろ御疑念があるようでございますけれども、教育委員会側としては、今度とりましたことについて従来の慣行——組合側の議した人事のみをもって教育行政をやるというような意味での慣行はなかった、こういうような言い方もいたしておりますので、その辺のところが慣行といわれている中で両者のとり方が違っておったのじゃないか、このように思っております。
現実に私は富士のすそ野に行ったのですが、あそこの富士吉田市の中には、入り会い慣行組合が三階建ての大きなビルディングをかまえて、ビルディングの中には十八名も職員を置いて、この権利の主張をやっておるじゃないですか。そういう地域が全国でかなりあると思うのですよ。
現実に富士吉田市あるいは御殿場市では、市長を先頭に立てた入り会い慣行組合なんですね。だから、そういうところでは、たとえば旧慣使用権という形で争われることになったならば、これは一ぺんに市議会で出ますよ。あそこは市長を先頭に立てて入り会い慣行の主張をやっているわけなんです。だから、これを旧慣使用権という形で認めていくということになれば、当然市議会で満場一致の議決を得られる態勢にあるわけです。
この間において、地元山稼人組合(慣行組合)に対する薪炭林の拂下を始め、障害木枯損木の拂下願が続出し、殊に戰災に罹つた宇治山田市及び市周辺の戰災復旧用材並びに燃料材としての立木拂下に関して、市議会及び地元民等より熱心なる要望と陳情があつたので、県当局と交渉継続のまま、神宮においては事情止むを得ず「神宮森林経営計画」に準拠し、施業案に支障を來さざる範囲において立木の拂下を行なつたのであつた。
これを大磯省があとで探知し、調査した結果、そのうちには先ほどちよつと申し上げました慣行組合に從來前々からずつと慣行的に拂下げておつたところの四万四千三十三石、の代金が二十三万六千二百二十一円、これだけは縣当局の方も口頭で許しておつたという事実もございまして、これだけはかんべんしてやろうということで、これを差引きましたのと、それから伐採に要しました経費が二十三万九千七百十一円でございますが、これだけは
また國の側から見て、その当時のやみ價格は非常に高かつたといたしましても、大体公定價格近くで拂い下げたというものについて、それ以上神宮が取得していない以上、追徴金を出すことはむりだというので、御宮には特に利益を與えないという趣旨で、今言つた慣行組合の分と、それから経費がかかつた分だけは差引いて、あと全額を國に納入させる、こういう処置をとつた次第でございます。
○今泉説明員 慣行組合につきましては、これは何百年という歴史を持つて、それも非常に商賣的にやつているというものではなくして、薪炭、燃料くらいに拂い下げるということになつておりますので、一人当りの拂下量もごく微々たたるものでございまするから、これを境内地の最終処分がきまる前までに、この制度を全然やめてしまうというようなことについては、私は適当じやない、やはりこういうものについては、從來の慣行通り、ある