1952-03-25 第13回国会 参議院 予算委員会 第27号
第二の安保条約に言うところの、駐留軍隊の配備を規律する条件を逸脱して行政協定が結ばれていないかどうかの点についての問題点は、主として行政協定第二十四条の関係でありますが、一体最も新らしい国際慣例たる北大西洋条約には、この第二十四条のごとき規定はないのではないか。そもそも一体軍隊配備の条件とは何ぞや。
第二の安保条約に言うところの、駐留軍隊の配備を規律する条件を逸脱して行政協定が結ばれていないかどうかの点についての問題点は、主として行政協定第二十四条の関係でありますが、一体最も新らしい国際慣例たる北大西洋条約には、この第二十四条のごとき規定はないのではないか。そもそも一体軍隊配備の条件とは何ぞや。
しかし、この原則が憲政のよき慣例たり得るためには、その國の政党が二大政党に、二つの陣営に対立することを前提とし、政党勢力の再編成が行われなければなりません。けだし、吉田総理が日ごろ二大政党の対立論を理想として主張されておりますことも、こうしたお考えからであろうと存じますが、しかし日本の現状は、小党分立の有様であるのであります。
当時は終戰後の非常に物事の混沌たる状態でありまして、いろいろな從來の制度を全部根本的に立直さなくちやならぬというようなときでありましたので、從來の官廳の慣例たる引継書でやるというようなことを避けまして、別段こまかい引継ぎをいたしませんでした。前局長から特にどうという引継ぎを受けておりません。