1966-08-30 第52回国会 参議院 文教委員会 閉会後第1号
それからまた私どもの議論があるとすれば、その愛国心と一口に言っても、その内容をどういうふうに想定して言うか、その内容に触れるものです、愛国心そのものではなくて。道徳教育にしてもそうですよ。私は道徳教育そのものを否定するという考え方は世の中にはないと思うのですよ。
それからまた私どもの議論があるとすれば、その愛国心と一口に言っても、その内容をどういうふうに想定して言うか、その内容に触れるものです、愛国心そのものではなくて。道徳教育にしてもそうですよ。私は道徳教育そのものを否定するという考え方は世の中にはないと思うのですよ。
しかしながら愛国心そのものが二色も三色あろうとは思いません。
又愛国心を唱導しようとする人の思想の中にある愛国心そのものも又善であると思います。愛国心それ自体は、政治的なものでもなければ、当然経済的なものでもないわけであります。その人自身の国についてのこれは大きな感情であろうと思います。だが併しこの感情が人為的に成る方向に持つて行こうとされた場合に、このよい感情は一つの意思に発展する可能性を持つておるわけであります。