1958-04-21 第28回国会 参議院 社会労働委員会 第27号
そういう中で、労働運動の中にも愛国労働運動が発生し、そうしてこれが、産業報国会の運動に協調会が乗り出してくるにつれて、続々と、分断された労働運動の左から左からつぶされて、最後には、最も穏健で協力的であった総同盟さえも、労働組合としての組織の存立を許されないという状況に陥って、むろん、総同盟のほかのすべての労働組合はことごとく否定されるという事態に陥ったと思うのです。
そういう中で、労働運動の中にも愛国労働運動が発生し、そうしてこれが、産業報国会の運動に協調会が乗り出してくるにつれて、続々と、分断された労働運動の左から左からつぶされて、最後には、最も穏健で協力的であった総同盟さえも、労働組合としての組織の存立を許されないという状況に陥って、むろん、総同盟のほかのすべての労働組合はことごとく否定されるという事態に陥ったと思うのです。
しかも愛国労働運動というものを、政府の一部の方々、與党の一部の方たちも関連を持つそうでありますが、奨励をなさつておるそのさ中に、このような形で戦争に協力させ、追い立てた幹部たちを、再び追放解除するというようなことに対しましては、日本の現在の民族的な危機に際しまして、賛成することができないのでございます。
強盗を中に入れておいて戸締りをしたら、中の者が一体どうなるのだというので、さすがの愛国労働運動の手合いもこれには黙つてしまつた。だから私に人民軍と聞くならば、どろぼうというものは一体何なんだ。どこが侵略の意図を持つているのか、そのことをはつきり聞きたい。