1998-04-23 第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第11号
愚民政治という言葉がありますね。愚かな民ということなんですけれども、要するに知識が十分でないから、少なくとも選挙に関してはあなた方に十分な情報を提供することができない。だから、あなた方は選挙については十分な知識は持っていないから、残念ながら選挙権の行使は認めません、こんなことでいいんだろうかと。これが民主主義なんだろうかと、私は大変この点が問題だと思うんですよ。
愚民政治という言葉がありますね。愚かな民ということなんですけれども、要するに知識が十分でないから、少なくとも選挙に関してはあなた方に十分な情報を提供することができない。だから、あなた方は選挙については十分な知識は持っていないから、残念ながら選挙権の行使は認めません、こんなことでいいんだろうかと。これが民主主義なんだろうかと、私は大変この点が問題だと思うんですよ。
語れば、一つ一つあなた方は全く愚民政治なんだよ。われわれをごまかして、こういうインチキな協定を結んでいる。私は了承できません。 そこで、いま一度言うが、中国のこのいら立つ怒りに対して、あなた方はどうこれを受けとめて対処するのか。
こういうことは愚民政治ではないかと申し上げざるを得ないのであります。いかがでございますか。
最後に、リーダーシップのない政治は愚民政治だ、かような意味でおしかりを受け、同時に激励をいただいたと、かように思います。私は、いわゆるリーダーシップ云々を申すわけではございませんが、政権を担当する以上、りっぱな国づくりをする、同時に国民生活をより向上さしていく、そういうことで全力を尽くしたい、かように決意いたしております。
すぐれたリーダーシップのない民主政治は愚民政治に堕するおそれがあると、ウイルソン大統領は指摘いたしました。国民の多くが、いまこそ、佐藤総理の強力なリーダーシップと果敢なる実践とを待望いたしております。それこそが、政治不信の解消にも連なることでありますので、総理の御決心のほどを率直にお伺いいたしまして、私の質問を終わります。(拍手) 〔国務大臣佐藤榮作君登壇、拍手〕
政治的方便のために一時を糊塗するような愚民政治を行なつてはなりません。そういうことが、国内でやられるならば、民族の前途は誠に憂慮すべきものがあると思うのであります。私は、今まで承わつた政府の考え方には非常に遺憾である、遺憾なものがあるということを特に強調いたしたいんであります。