1997-06-13 第140回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
さて一方、悪質選挙違反ということで全国的に新聞、テレビが大変問題にしました、日本テレビは特集を組んだほどでございますが、栃木県の第四区のケースがございます。これは、だれもが当然連座制を適用されると思っていたケースなんですが、適用がありませんでした。この理由はどんなものか法務省お聞かせください。
さて一方、悪質選挙違反ということで全国的に新聞、テレビが大変問題にしました、日本テレビは特集を組んだほどでございますが、栃木県の第四区のケースがございます。これは、だれもが当然連座制を適用されると思っていたケースなんですが、適用がありませんでした。この理由はどんなものか法務省お聞かせください。
それからもう一つここで具体的に指摘したいのは、悪質選挙犯罪人の公民権停止期間、これをいまの倍の十年ぐらいに延ばして、少しそういう点で厳しくしたらどうかと、こういうことを提案いたしますけれども、お考えいかがでしょう。
さらに、言うまでもなく買収、供応などの悪質選挙犯罪が選挙の公正を犯し、ひいては議会制民主主義の根幹を揺るがすものであること、したがってこうした悪質な選挙犯罪は断固として取り締まらなければならないことは自明の理であります。 現行公職選挙法の連座制の適用は、裁判を意図的に長期化させることなどの事情も伴って現在までその実効はほとんど上がっておりません。
買収、供応等の悪質な選挙違反者をおそらく的確に把握していらっしゃろうと思うので、買収、供応等の悪質選挙違反をかかえる政党別、議員別の資料を、もしできればお出しいただきたい。どの党がどのくらいかかえておるかということです。
しからば、政策以前の問題として、先般の総選挙の際、あなたの率いる自由民主党候補の悪質選挙違反が非常に多いことについて、あなたはその責任をどう考えておられますか、お尋ねをいたします。とりわけ、最年少当選の滋賀県選出の上田茂行君は、御承知のごとくマスコミの問題になり、田中派に属し、もとはあなたの秘書であったと聞いております。言うなれば、田中門下生ではありませんか。
また、沖繩返還を口実に、本土における悪質選挙買収犯を大量に恩赦とし、政治を上から下まで自民党と一握りの大企業のために私物化してきました。そして、この金権支配と不公正な選挙制度によってつくられた国会の議席だけの多数、その上にあぐらをかいて日韓条約、沖繩協定、大学法案その他多くの反動的重要法案をファッショ的に強行し、議会制民主主義破壊の暴挙を重ねてきたのはまぎれもなく佐藤内閣であります。
かりに違反者が、今度の恩赦によって選挙違反者が救済されるにいたしましても、ほとんどその恩赦の適用される九九%が選挙犯罪者だということになっては、これは悪質選挙を助長することにならないという保証がどこにありますか。そういう考慮は政府としてはどうなすっておるんですか。
官房長官にお伺いしたいのですけれども、こういう悪質選挙違反といったようなものを、もし許すならば、一体どのくらい全国に該当者がいるかわかりませんけれども、国民の気持ちとしては、これはどうにも救いがたいものになるということですね。
要するに悪質選挙違反——幾らも例があるのですが、先般も、選挙違反を恩赦の中に含めてもらうということを期待しているために、たとえば、求刑抜きで判決が出るといったようなおかしな例もありましたね。こういうことは、どう考えてみても許せないと思うのですよ。
また、御承知のように、参議院選挙におきましては、小林章君の前古未曾有といわれるような悪質選挙違反がございました。これについて質疑を再三重ねましたときに、佐藤総理はそのときも、政治のえりを正すと言明されたのであります。何回となくこれを言明されました。いま、決意の表明の中にも、その意味の言明がございました。
そういう結果になるのでありまするから、口に公明選挙を叫びながら、その陰では買収悪質選挙をやっておる、これを徹底的に糾明してもらうための警察、検察庁に対する激励の意味を含めました選挙の違反の急速なる摘発を要望しておいたわけであります。
幾らほとぼりがさめたといっても、国民はまだ小林章のあの悪質選挙違反を忘れていませんよ。本人が不起訴になっても、あれだけ公務員の地位利用をやって、目に余る悪質違反をやって、国民の憤激を買っている事実は、半年や一年や二年では忘れません。これをもうそろそろ国民が忘れたろうと思って復党させたら、よけいなことかもしれませんが、私は自民党のためにとらざるところだろうと思うのです。
○島上委員 検討しているうちに実際の悪質選挙運動がどんどん先行していきますから、なるべく早く積極的な企画を立ててやってもらいたいと思います。これは大いに鞭撻、激励の意味ですから……。 それから、これは警察の方にも一つ伺っておきますが、いま私が申しましたように、現に選挙運動と思われる運動がかなり潜行的に、あるいは公然と行なわれております。
このような悪質選挙の結果は、東京都政の腐敗、堕落を生み出す。また解散選挙の結果は、選挙民の厳粛なる審判のもとに、わが社会党が第一党になり、多年絶対多数を誇っていた自民党は御承知のような成績に終わりましたことは、総理のよく知っておられるところであります。東京都は日本の首都であり、世界第一の人口を誇っておる大都市であります。
それは啓蒙、啓発の効果などというものは目に見えないものですから、目に見えないけれども効果はあがっているといえば効果はあがっているでしょうけれども、私は、やはり悪質選挙運動というか不正腐敗の選挙運動を防止するには、この明るく正しい選挙推進本部の諸君の活動に大きく期待したいと思うのですよ。
悪質選挙違反の資料をできるだけ出してくれということでございますが、これは今後の選挙法の御審議をいただく上にも重要なことだと思いますので、責任を持ちまして資料は提出をさせていただきます。
これに対する私の法務大臣としての責任から申し上げますと、こういう悪質選挙事犯は、国民に対しましてできるだけ早い機会に真相を明らかにする、これがさしずめ私に課せられた重大な責任であると存じます。 政治的な責任につきましては、私が内閣々代表して申し上げることは適当でないと思いますけれども、私の主たる任務は、これを司法的な立場におきましての責任の所在を明らかにすることであります。
ですから、製造面、それからさらにその背後関係、資金面、これは非常に中心的な重要な問題でありますが、同時に、行使面の経路もはっきりさせる、そしてその責任の所在を明らかにすることが今度のこの悪質選挙をなくする仕事として非常に大切だと思いますけれども、これはいかがでしょうか。
それをよく研究しないと、じゃ落とすためにその陣営に参加をして悪質選挙違反を起こすという場合も考えられないことはありません。
○佐々木委員長 次に、緊急質問の取り扱いに関する件についてでありますが、日本社会党の八百板正君から、悪質選挙違反に関する緊急質問が提出されました。 右緊急質問は、本日の本会議において行なうこととし、質問時間は十五分以内とするに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
————————————— ○悪質選挙違反に関する緊急質問 総、自、法 八百板 正君(社) —————————————