1948-07-04 第2回国会 衆議院 厚生委員会 第23号
○平工喜市君 本年度の患者收容定員は二万四千ベツトで十分であるという答弁があつたが、すでに現在その中二万ベツトは一般國民に利用されており、診療能力が充実されれば、現今の國民医療の状態から見て、たちまち定数を突破することは必至であります。加えて本年はソ連残留同胞の引揚が大幅に実施されることになつており、すでに五月以來毎月五万の内地上陸を見ています。
○平工喜市君 本年度の患者收容定員は二万四千ベツトで十分であるという答弁があつたが、すでに現在その中二万ベツトは一般國民に利用されており、診療能力が充実されれば、現今の國民医療の状態から見て、たちまち定数を突破することは必至であります。加えて本年はソ連残留同胞の引揚が大幅に実施されることになつており、すでに五月以來毎月五万の内地上陸を見ています。
○久下政府委員 本年度國立病院の患者收容定員が前年度に比し五千九百床減少したのは、主として前年度の実績に基いたものでありますが、引揚患者等、國立病院に收容すべき患者が急激に増加する増合には、急速に予算措置を講ずるよう大藏当局の了解を得ておりますので、病院勤務職員の給與改善実施と相まつて、事態に即應した運営を図る所存であります。
○久下政府委員 國立病院患者收容定員二万四千ベツトと引揚者の收容につきましては、前年度の患者收容定員二万九千床は、引揚患者の收容をも予定して決定したのでありますが、実績は二万ベツトに満たなかつたので、本年度はさしあたり四千ベツト程度を引揚患者のために予定し、今後の状況に應じて予算措置を講ずる方針であります。