1951-10-09 第11回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第6号
未復員者給法に関しては、委員会としては復員患者の療養期間を更に三カ年延長する等の改正を行い、一応の成案を得るに至つた。在外公館等借上金に関しては、その返済のレート等につき引続き慎重調査を行わなければならない。
未復員者給法に関しては、委員会としては復員患者の療養期間を更に三カ年延長する等の改正を行い、一応の成案を得るに至つた。在外公館等借上金に関しては、その返済のレート等につき引続き慎重調査を行わなければならない。
多いのは結核療養欠休というものでございますが、実際上結核患者のような場合におきましては、本当に国家が責任を持つて保障するということになりますれば、二年、三年では実際上安心して療養ができん。
従つてこの点については相当患者にとつては余裕のある期間になりはしまいかという気がいたしておるわけであります。ただその六年経つてもなお療養を必要とする者も全然なくなるというわけではなくて若干は残る場合も考慮されるわけであります。その点についての御質問であつたわけでありますが、これにつきましては三年、今後なお三年経つてそういう者が現実にある。
私の考えかたはちよつと違うのですが、少なくとも患者は三年の療養期間だといつても、医者が三年かかると言つても、患者はそんなにかかるものか、一年か半年で癒るのだというような気持になるのです。それでなければ療養する気持になれないのです。初めから三年かかつても癒らないと言つたら恐らく療養する気持にならないのです。
○説明員(井上義弘君) 現在の復員患者として療養しておる者の状態から申しますと、療養を延長してもらいたいという者は今年の五月末日現在で五千九百二十名おります。まあこのうちで今年末までの間に治癒する者、或いは亡くなる者などもございましようが、大部分の者が現在の法律でもう療養ができなくなるというその最後の時期において、なお療養をしてもらわねばならんという状態にあるわけであります。
一方実際からいつて二年たつてもうあと一年、二年という場合の問題を非常にこの不安な状態に置いておくというのもどうかと思うので、それに対する何か患者に安心を与えられ得るような措置といいますか、何かあれば非常にいいのですがね。
○理事(紅露みつ君) 木村委員は遅れたのでございますけれども、御趣旨は今そこで大体のことをお話していらつしやつておると思うのですが、そうすると要点は今も御発言がありましたように、療養期間を二年に切るというような案が大蔵省におありになるのですけれども、これはどうもこの実態を今説明がありました上からも、二年で解決のつくわけはないのですから、で九〇%近くも結核患者ということでありますれば、相当これは期間が
そこでただいまお尋ねがありましたように、これでよろしいかという問題になるわけでありますが、この点につきましては、ほとんど全療養所の復員患者より非常な陳情がございます。われわれも前からこの問題につきましては、ずいぶん研究をいたしております。療養期間を延長する必要があると思うが、その根拠につきましていろいろ研究してみました。一般公務員の場合におきましては、三年間は療養を保障することになつております。
その結果、結局寒いところでは燃料費が足らないということで、何よりも室内の保温等に気をつけなければならない結核患者が、寒い思いをするか、寒い思いをさせないでおこうとすれば、給食費に食い込むか、医療費に食い込むか、あるいは治療費に食い込むということに実際なつているという実情を、久下さん御存じですか。
すなわち言葉をかえて申しますれば、特定の患者に行いました治療に必要な経費につきましては、その必要な経費だけを料金として徴収をするという建前をとつておるのでございます。従いまして、生活保護法の扶助も受けないし、また社会保険の支払いもないという患者で、治療費の支払えないものはなお全体の一割ほどございます。
その他の療養所につきましては、いずれも一日患者一人当りのまかない材料費を八十五円に値上げをするように要求をしております。同じく予算総額に大きく響きますものは医療費でございます。薬品や消耗的な医療資材を買います費用でありますが、本年度は結核は入院患者につきましては三十七円、外来患者は三十五円でございます。
(阿部敏雄君) それは主管が違いまして、公衆衛生局のかたがおられませんものですから、詳しいことは申上げかねますが、ただ私どもとしてわかりますことは、癩の療養所を充実しておるというのではなく、国立として、或いは極く少数の私立療養所として癩療養所をやつておるのでありますが、それで足りない施設、そういう意味でございますから、充実しておるとは申しますものの国立としてまだ計画してないようなものを作つたり、又患者
○藤森眞治君 この癩予防費のところでお伺いしたいのですが、患者その他の対症治療費、対症治療費というのはどういうふうなことなんでございましようか。実はその癩病予防について今結核が非常に多いということで、この結核の治療ということに何とかしてくれという要望が非常に強いのでございますが、この対症治療費という中にはそれが入つておりますのか、如何でございましようか。
○谷口弥三郎君 只今の御説明で、癩の研究所を是非作りたい、而もやはり癩の研究だから癩の患者のいる附近か、構内でやりたい、そのために六千万円からの経費で予算を立てているというのですが、それではどういうようなふうの研究所、例えばどのくらいの坪数でどういうようなふうにおやりになるお考えでありますか。
りでございますが、昨日大蔵省の内示がございまして、大蔵省の見解としては、引揚援護庁の予算全部は、住宅のほかに厚生資金の事務運営に要する経費でありますとか、遺族問題の処遇に関係いたしまする必要な準備研究費というようなもの、それからやがて次の国会に問題になると思いますが、未復員者給与法の療養の期間が、御承知のように法律で三年ということになつておるのでありまするが、併し現在国立病院療養所に入院しておりまする結核患者
、そこにも一定の基準を、時価とか何とかいう基準をはつきり定めるように、運営が私は局長の言われるようによろしくないとかということは、患者に対する愛情が足りない、少くともそういう点にもやはり心してやつて頂けるように私は強く要望いたします。
○委員長(梅津錦一君) ちよつと今の神奈川療養所の問題で、生活協同組合法によつて患者がそうした生活協同組合を作つたということで、非常に実績を挙げておるようです。患者自体は……。
これは要するに病院に入院中の、治れば直ちに出る患者を母体として、患者自体で自らのいろいろな生活物資、日用品等の便宜を得るために生活協同組合を作るという問題、これも相当いろいろな面から問題がございます。従つて最初これを作るときには、療養所としては、どう考えても自分らのほうの責任を果さんようなことを証明するようなものである。
これは御承知の通り癩の療養所と申しますのは、一つの癩患者の世界でありまして彼らにとつてはそこ以外には出るところがないわけでございます。そこに住んでおりますれば、単に癩の病気にかかるばかりでなしに、かぜもひきますし、盲腸炎にもなり、結核にもかかるということが起きて来るわけであります。
ここにあります私のところに寄せられました投書の中に、傷痍軍人の投書或いは未復員給与法によつて入院している患者さんたちの血の滲む叫びがあり、或いは一般大衆からは汽車の中で白衣の人が募金している姿をあなた方は正視しているのか、今の政治家の良心を疑うというような実に痛烈な投書も来ておるのでございますから、もう局長が上のほうの御意向で私は余り関知しないというような御答弁に対しましては、私は心から怒りを以て承
道子君 山下 義信君 常岡 一郎君 藤森 眞治君 谷口弥三郎君 松原 一彦君 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○社会保障制度に関する調査の件(調 査報告書に関する件) (BCGの効果に関する厚生省から 地方庁に対する通牒に関する件) (鯖江国立病院入院患者死亡事件
看護婦は看護婦の割当の大きな看護婦業務というものがございまして、お医者さんの業務を手伝いますと、勢い病院における患者への看護量が少くなつて来る。
先だつての委員会において、福井県の国立病院鯖江の一病院の入院患者の急死事件についての詳細なるその後の経過を御説明願いたいと思います。
昭和二十六年八月六日(月曜日) 午前十時三十四分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○社会保障制度に関する調査の件 (看護婦、助産婦、保健婦の制度及 び待遇問題に関する件) (遺族援護に関する件) (国立療養所長寿園の調査に関する 件) (鯖江国立病院入院患者死亡事鮮に 関する件) —————————————
最初は相当の幹部を出したのでありますが、大日向荘それ自身がそれぞれ大事な患者を四、五十名持つております医官でありますので、これを長期に亘つて放置いたしますと、六日向荘の今まで預かつておりました患者のかたに非常な文句が出ますので、大体一週間ずつ交代で行くと、こういう形で派遣を継続いたしました。
○井上なつゑ君 それからもう一つ付け加えて要望いたしておきますことは、昔からの古い習慣と申しますか、何と申しましようか、どうも病院で一定の何と言いますか、勤務場所を持つておる病院の看護婦長、病院の看護婦という人たちがややともいたしますと、これまで患者各人に付いておる派出看護婦の人たちを下限に見るという傾向があつたのでございます。
○内村清次君 これは実際私も今のあなたの最後の言葉を聞いてびつくりしたわけですが、まあ引揚者のかたがたも、又ああやつて断食をされたかたがたたも、中からだんだんと落下して行かれ、赤痢患者も数名出た。
給付の内容の面で、岩手県においては県民の衛生思想が低いのと、その地理的環境とによつて重症となつてから初めて医療を受ける関係上入院患者が多いこと、全診療の八割が注射診療であること等が特異な現象として挙げることができます。
結核患者数は約二万八千人、病床数一千八百五十、待期患者二百乃至四百名で二十六年度においては五百床の増床を計画しています。 癩患者の数は次の通りとなつていま す。
最近癩の問題はだんだん先が見えで来たような気持もいたしますけれども、なお日本にはかなりのまだ地方にも癩患者がおりますし、従つてこれを収容する上におきましても、或いは癩を研究するということがどこでも、世界各国にもできておらんような関係でありまするが、特に日本におきましては癩患者がほかの部面と違つて非常はたくさんあるのでありまして、是非この際癩の研究を国家が十分にやらせる、言い換えれば、結核の国立の療養所
そうして結核患者をこしらえて稼がせるなんというのは途方もない私はあれだと思うのです。考えるどころじやなくて、明日からでもやつてもらわなければ……。
非常に結核患者が多い。而もその原因が一日お晝など殆んどコツペパン一枚でやつでいる、非常に苦しい生活をしている者が多いものだから、こういう話があるのですがね。これは私ら人道問題じやないかと思うのですがね。
それじや私からお伺いしますが、これは国立病院に入院しておるところの患者に対するいわゆる法の不備の点から本年の十二月末を以て打切になるから延長しなければならないという改正の骨子であります。更に昨日全国の留守家族の大会に私が出席いたしましたときに、この大会の決議として上げられた一つとしまして、留守家族に対するところの政府の施策に対して一応の要求があつた。
○内村清次君 この問題は私たちも先ほど御報告いたしましたように三県の調査に参りましたときにでも実際さような国立療養所あたりに収容されている患者が飛び出して来て陳情歎願をするというような状態も現れまして、これは一日も早く一つ皆様がた各委員のかたがたにお願いしつつ給与法を改正せなくてはならないというような気持を持つて御報告したわけでありますが、先ほどの御説明ではこの費用の点におきましても大した大きな額がここで
現在どれだけの者がこの療養をしておるかと申しますと、現況を御説明いたしまして、現在の状態を御了解願いたいと思うのでありますが、去る五月三十一日現在の患者数は、未復員者給与法の適用を受けて療養しておるものが六千六百三十名でございます。
○岡(良)委員 とにかくベツドが足らないということが、今日日本の結核対策の上における最も大きなマイナスでもあり、従つて療養所へ入りたくても入り切れないで待つている間に、とうとうなくなるというような不幸な患者も、その三分の一を数えるという統計も出ておるのであります。
実習室と書いてありますのは、寝台を置きまして、模型等によりまして寝台のつくり方、あるいは患者の取扱い方を手をとつて教えたいというので、その場所におきましては、消毒その他看護上必要な器具の取扱いなども教えたいという意味の実習室でありますので、少くともこの二つは養成所主体として、ぜひ同じ場所に持つていただきたいと思つております。
今年度かりに一万七千床つくりましても、どこの結核病院に行きましても二割程度の待機患者というものを持つておるわけであります。一方病院の立場から見まするならば、回復期に入つて、もはや入院の必要を認めないというような患者も、相当数おるわけであります。そこで一番問題になつているのは、アフター・ケアの問題であります。
ここは大体結核患者が療養を主としたところの国立療養所であつたわけですが、丁度玄関を出るときに結核の傷痍者のかたが走り出て参りまして、是非陳情したいとこういうようなことで話を聞いて見るとやつぱり今の問題で、帰つて来てからお母さんが七十になるのに一人でおつて、自分はこうやつて病院に入つて十二月で、この医療手当が切れるというようなことになりますが、何とか一つ精神的な面におきましてもお救い下さいと、こういうような
そういうものに刻して必要な療養を行う、この療養に関する条項があるのでありますが、この条項は御承知の通り本委員会で発議して頂きまして、前からございました未復員者給與法に挿入して頂いて復員して来ました患者諸君がこの法律の恩恵に大幅に浴しておる、非常にまあ患者諸君にとりましては有難い条項なのであります。
次に、内閣提出の上参議院より送付された法律案の内容のおもなる点を申し上げますれば、第一に、医師、歯科医師は、治療上患者に薬剤を交付する必要があると認めたときは処方箋を発行しなければならないこととし、例外として、省令の定めるところにより処方箋を交付することが治療上特に支障があるとされる場合にはこれを交付しなくともよいようにいたしたことであります。
○説明員(尾村偉人君) それから先ほど藤森委員から御質問になりました、四月から急に何か事情があつたのじやないかというお話でございますが、現花調査の結果では、確かに昨年参議院からお越しを願つたときにもその後の反響も特別になくて、院長からの報告でございますが、比較的患者とはうまく行つて、治療は続いておる。
それからもう一つは長壽園のレントゲンを持つて東京の結核予防協会とか、それぞれのところに、患者さんは不安ですから、退院してもいいというようなことになると持つて行くそうでありますが、そういうときに非常にレントゲン診断上の不備か発見されておるというようなこと等々から見まして、これは患者は神経質でありますからそういうことはだんだんと伝え広がつて、園長に対する信頼をなくして行くのではないかと考えるのであります
○有馬英二君 只今いろいろ藤原委員からの御発言と、それから厚生方面の御答弁を拜聴しておつたのですが、こういうようなこと、患者の患者同盟と申しましようかが、園長或いは所長、或いは所員、医師、或いはそのほかの職員の排斥問題と申しましようか、そういうようなことが、御承知のようにこの終戦後暫らくの間非常に各地で盛んに行われておつたと私は思い起すのであります。それと非常に似ておる。