1953-07-22 第16回国会 衆議院 本会議 第26号
(拍手) わが党の恩給制度に対する考え方は、従来の恩給法理に対する考え方と、社会保障制度に対する考え方とを総合いたしまして、そのときどきの国家財政とにらみ合せて、合理的に運営しようとするものであります。国の経済事情が許すならば、恩給制度、社会保障制度の二本建で行くべきだと思うのでありますが、貧弱な現下の日本経済は、とうていこれを許しません。
(拍手) わが党の恩給制度に対する考え方は、従来の恩給法理に対する考え方と、社会保障制度に対する考え方とを総合いたしまして、そのときどきの国家財政とにらみ合せて、合理的に運営しようとするものであります。国の経済事情が許すならば、恩給制度、社会保障制度の二本建で行くべきだと思うのでありますが、貧弱な現下の日本経済は、とうていこれを許しません。
最初に明らかにしておきますことは、わが党のこの恩給制度に対する考え方は、従来の恩給法理論に対する考え方と社会保障制度に対する考え方とを総合して、そのときそれの国家財政の許す限りにおいて合理的に運営しようとするところにあるのであります。
昨日の公述人の公述等を承つておりますと、一方では社会保障制度で行けと言う者があり、他方では恩給は純然たる恩給法理で行くべきものであると言う者がある。りくつとしてはりつぱにそれも成り立つのでありますが、しかし結論的にどちらも結局条件付で賛成しておる。それは突き詰めてみれば国家財政というところに帰着する。