2002-06-12 第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
したがいまして、国土交通省といたしましては、住宅の品質確保法に基づきまして住宅性能表示制度がございますけれども、この性能表示項目の中に、室内の化学物質濃度の実測値等の表示というものも昨年追加いたしました。
したがいまして、国土交通省といたしましては、住宅の品質確保法に基づきまして住宅性能表示制度がございますけれども、この性能表示項目の中に、室内の化学物質濃度の実測値等の表示というものも昨年追加いたしました。
そういう意味では、本制度として取り上げて、性能表示項目として有害化学物質の室内濃度として表示することは難しいと。先ほど申し上げましたけれども、室内濃度基準として表示することは難しいんだけれども、必要だから何とか研究も含めて頑張りたい、こういうふうに申し上げておりました。
ところが、床鳴りやシックハウスなどは、今回、案として出されている性能表示項目に入っておりません。今、同僚議員から指摘があったところです。単に高品質住宅の促進だけでなく、住宅紛争もなくしていこうというのであれば、こういうトラブルが多い問題こそきちんと性能を評価することが必要だと思います。
ただ、問題は、先生も御指摘でございますけれども、例えばホルムアルデヒドの測定数値を性能表示項目として室内の濃度表示として盛り込むことについては、いろいろな技術上の問題があってまだクリアしているとは言えません。現段階で向こう一年後を予想して大丈夫だろうと言うことも今まだできませんので、その点は明確に一年後には何とかなるだろうということは申し上げかねる状況でございます。