1999-05-14 第145回国会 衆議院 法務委員会 第12号
「本件書籍には、女性器の露骨な写真が掲載されているとはいえ、記述内容は、医学的解説、説明文や統計学的解析結果であり、性的刺激が相当減少、緩和克服されて」いるというようなことが書かれている「目的から、それなりの思想的、学問的な社会的価値も認めざるを得ない。」こう言っているんですね。
「本件書籍には、女性器の露骨な写真が掲載されているとはいえ、記述内容は、医学的解説、説明文や統計学的解析結果であり、性的刺激が相当減少、緩和克服されて」いるというようなことが書かれている「目的から、それなりの思想的、学問的な社会的価値も認めざるを得ない。」こう言っているんですね。
わいせつとはというのも定義はないわけでありますが、これはやはり性的刺激を与えるものであるという社会通念で解釈された。しかし、ある日あるとき突然変わったわけでありますね。それは取り締まりがなくなったのか何か、急激に、下半身の毛のが、全裸状況がわいせつと言われないという状況になったということを考えますと、私は、法解釈は社会通念によって変わるんじゃないかという基本的前提があるわけであります。
芸術的、思想的に価値ある文書の中にあるいわゆるわい雑は、それによって芸術性、思想性が優先して性的刺激が減殺されるのか、それとも、芸術的、思想的な文書の中におけるわい雑は逆に刺激がふえるのか、どうお考えでしょうかとお伺いしているのです。
ことに、最近マスコミの一部に、暴力を露骨に表現いたしまして、人命を軽視するような表現をしたり、あるいはまた、性的刺激の非常に強烈なものがございまして、これがこれらの青少年の犯罪の増加並びに悪質化に影響しておるのではないかということがいわれておるのでございまして、私たちといたしましても、その点については十分慎重な検討をいたしておる次第でございます。
特に性犯罪が非常にふえておりますことにつきまして、少年に性的刺激を与えるいわゆる不良出版物、あるいは映画等、こういったものが現実に問題を起した少年を取り調べてみた結果によりまして、はっきりと言えることでございますので、そういういわゆる少年を取りまく不良文化財と申しますか、そういったものに対しまして、これは関係の業者、製作業者等の自粛にも待たなければなりませんし、あらゆる関係の者が相寄り協力いたしまして
これに対処しまして、警察としましては、そうした犯罪の未然防止、また一たん発生しました犯罪の捜査、検挙ということに最善を尽さなければならないことは申すまでもないところでございますが、それにはひとり警察のそうした努力のほかに、国民全体の性道徳の高揚と申しますか、そういった施策も推進しなければならぬと思うのでございますし、また、青少年に対して性的刺激を与えるようなことが、こうした性犯罪を増加せしめる原因にもなっておる
これは見方によることでもありましょうし、見る人のいろいろの思想、道義観念というようなものもございますが、しかし、今の国民の常識としては、映画の中には、これを青少年に見せると非常に性的刺激を与えて性犯罪の原因になるようなものがあるのだという、こういう考えを持っておるわけであります。
ごもっともでありますので、この対策といいましても、これ一本やれば直ちにきくという名案はございませんけれども、やはりそういう関係者の方々にいろいろ新しいレクリエーションという点について一つ大いに考えていただく、それから、そういったことについて、みながあまり性的刺激を多く与えない、こういうことを関係の向きとともに相談してやっていく、こういうことによって防遏して参りたい。
○高橋(禎)委員 法務省の方にお尋ねいたしますが、今中川刑事部長の御答弁にありましたように、性的刺激といいますか、それが性犯罪の発生する非常に大きな原因になっておる、こう言うのです。
それから映画、演劇、出版のいわゆる何と申しますか、性的刺激の強過ぎるそういうもの、これはさっき太陽族映画のお話もございましたけれども、私たちの立場としてはほんとうは痛しかゆしなんです。
売春防止法を成立せしめました国家が、同じように同じ国家におきながら、映画においては、もうどんな映画でも、エロ映画勝手次第ということでは、統一ある文化活動にならぬと思うのでありまして、その辺に御留意下さいまして、なお、先ほど言いました、親としては性的刺激というものはかわいそうな点が多々ある、その事実が悪でなくても、性欲のはけ口のない青少年に実に苦痛を与えるものである、そういう見地からも、なるべく自分の
結局PTAを中心といたしましたような福田恆存君は、これを「かまとヽ族」と言っておりますが、こういう一派の人たちの太陽映画に対する反感の中心は、性的刺激を与え過ぎるという点であろうと思います。これも確かに一つある。
○長戸政府委員 「猥褻」と申しますのは、もとより、人に性的刺激を与え、羞恥嫌悪の情を催させるというふうなものというふうに考えます。「文書」は一般の書籍、雑誌その他でございますし、「図画」は一般の絵画または写真、そういうふうなものが当ると考えております。
結論を得まして、つまりこれには広い意味の国民的啓蒙運動を必要とするということと、積極的な、優良な出版物、優良映画の推薦というような面で努力することと、業者の自粛を促すというこの三つの方針をもって今後大いにやっていくつもりでありますが、ただいまお尋ねの点につきましては、そういう非常に性的に青少年に悪影響を及ぼすいろいろの刺激物というものに対する対策と並行いたしまして、文部省の立場としても、むしろこの性的刺激
雑誌でもあるいは映画演劇でも、あらゆる社会現象は青少年に対して性的刺激というものを非常に与えておる。かるがゆえに高等学校あるいは中学校にいる生徒自体が夫婦雑誌といいますか、それから夫婦実話、ああいうのを車中でもって平然と読んでおる、こういうような社会現象より生ずるところの性的刺激を少くとも中学校の生徒に与えないような方法は、御考慮になったことがありましょうか。