1959-03-16 第31回国会 衆議院 外務委員会 第13号
あなたはだいぶ強烈な意識をお持ちのようで、たとえば日本のアジア敵視政策というようなことまでおっしゃっておるようでありますが、私は不幸にしてあなたと思想的見解をだいぶ異にいたしております。が、あなたは大学の教授でありますから学究の徒であります。
あなたはだいぶ強烈な意識をお持ちのようで、たとえば日本のアジア敵視政策というようなことまでおっしゃっておるようでありますが、私は不幸にしてあなたと思想的見解をだいぶ異にいたしております。が、あなたは大学の教授でありますから学究の徒であります。
この思想的見解というものを、私は、ただいまより、具体的事例をあげて、皆さんに申し上げてみたいと思うのであります。 御承知のごとく、今日、わが国の教育政策の基本というものは、あげて憲法に規定するところの条項にのっとりまして、教育基本法がその方向を明確に示しておるのでございます。その教育基本法のよって立つゆえんのものは、根本的に申せば平和主義であります。基本的人権の尊厳であります。
むしろ教育勅語は逆にこの精神、すなわち教育勅語の背後をめぐつてバツク・ボーンとなつておる精神が、それ自供憲法の精神を背馳するものであるという思想的見解によつて、教育勅語の廃葉を議会においても決議したものであると考えるのでありますが、大臣はこれに対してどうお考えになつておりますか。十六国会における大臣の御見解と今日の御見解とには、何らお考えの上に差がないかどうか。これを伺います。