1997-10-29 第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
党員証の再発行のときには党員の思想検閲をもう一回やり直すわけです。今度の三年の喪が明けた後に、北朝鮮のいわゆる党員の思想検閲といいますか、検閲事業というふうに言われるんですが、これが大々的に展開されていまして、これが七月以降は地方レベルからずっと始まったんですが、本来ならば十月前に終わる予定だったのが結局終わらない。これが終わらないと新しい人事が組めないんですね。
党員証の再発行のときには党員の思想検閲をもう一回やり直すわけです。今度の三年の喪が明けた後に、北朝鮮のいわゆる党員の思想検閲といいますか、検閲事業というふうに言われるんですが、これが大々的に展開されていまして、これが七月以降は地方レベルからずっと始まったんですが、本来ならば十月前に終わる予定だったのが結局終わらない。これが終わらないと新しい人事が組めないんですね。
あるいは二次検定で救済したと述べる向きもあるかもしれませんが、問題は、この検定の内容であり、その思想検閲的性格であります。ほんの一例を引いても、「日本国憲法は、また、日本は永久に戦争はしないということを宣言しました。だから、これからは、どんな理由でも、軍備はいっさいもってはならないということになりました。」
役職員の追放規定は、平常でも絶えずその人たちの考え方、或いは思想検閲がどうしても必要となるのでありましよう。従つて幹部の尾行や聞き込み等は覚悟せねばならないところであろうと考えられます。東大構内への警察官の立入は、公安條例違反の慮れがあるということで行われております。公安條例はそんなつもりで作つたものではなかろうと考えられますが、この一例がよく示すところでございます。