1947-08-20 第1回国会 参議院 厚生委員会 第9号
丁度今あなたのお示しになりました助け合つて行くというようなことが、これらの社会事業には一番必要でありまするから、助け合つて行くという思想の表現化するのには、いわゆる個人がそういう考えを以てやるということを尊重して慈善事業をやつて貰わなければならん。
丁度今あなたのお示しになりました助け合つて行くというようなことが、これらの社会事業には一番必要でありまするから、助け合つて行くという思想の表現化するのには、いわゆる個人がそういう考えを以てやるということを尊重して慈善事業をやつて貰わなければならん。
なぜかと申しますと、社会事業ということは、やはり一つの慈善ということが本になるのでありますから、そういうような考えを持つておる個人が、一つ自分もこういう社人的な事業をやつて見たいというような考えを持つておるときにそういう人にはやはりそういう思想を向上発展せしめて、世のために働いて貰うということも宜いのではないかと思われるのでありまするから、そういうような方面も生かし、又公的に、今言うような公團というような
又考えなければなりませんが、その意味において社会事業が運営されて行くならば、今日のようなやはり思想的ないろいろな欠陥が出て來るのでありまして、やはり近く行わんとする國民助け合運動とかいつたような、まあ昔は社会全体主義とかいつて、これにもいろいろな議論がありますが、助け合つて行く、片山首相の言われまする高度なる人道主義、これらの立つて行く観点からいたしまするならば、無論金を持つておる人は金を出すべし、
只今お話がございました、例えば他力本願というような言葉は、なぜ世間において濫用せられるか、或いは日本においてなぜ非常に低級な機械的な無神論、つまり哲學的な意味を持つた、或いは思想的な意味を持つた無神論ではない、全然宗教に理解のない機械的な無神論が非常に横行している、或いは全然敬虔の精神というものが缺如している、この原困は何にあるかということを、我々は深く反省しなければならないと思います。
尊重さるベき宗教思想が、信仰思想が非常に誤まられておるというような點も、而もそれが指揮者によつて誤まられておるということは、甚だこれは遺憾なことだと思うのでございます。
少くも事宗教に關するあらゆる宗教が世界にありますので、どうした宗教をどのように講座の中に織り込んでいくか、或いはそれを思想的に眺めていくか、或いは歴史的に眺めていくか、どういうふうにその講座を織り込んでいくか、その内容が分つておりませんわけで、その御説明を頂きたいと思います。
從來の文部省は、軍國主義、あるいは軍部に壓迫されまして、實は軍國思想の取次をやらざるを得ないことになりまして、學校の先生も、從つてその意思いかんにかかわらず、實はそういう方向に向けられておる。場合によつ手は、その幾分かの方々は、本氣でそういう考えをもたれるというようなことになつたということもあると思います。
これが眞に思想轉換をいたしまして、農村文化中心になつて、中央と呼應してやつてくれますならば、新生活運動なり、いわゆる平和革命なりが完成すると思うのでありますが、この學校の先生方、長い間の師範教育その他文部省のいわゆる國體の本義的教育を受けた連中が、今現に職に在つて活動している状態でありまして、この先生方の思想を脱皮させることが、私は重要問題だと思うのであります。
現行法も、これが舊法から現行法に移ります際にも、この思想を採用いたしておりまするので、今囘も又この思想を承け繼ぎまして、料金が値上げになりましても、既に納めた者に對しては追徴を行わないという趣旨でこの附則を設けた次第でございます。 以上が本案の御説明の大體でございますが、何卒御審議の上御協贊あらんことをお願いいたす次第であります。
たとえば、山を愛する道義を高めねばならぬとか、あるいは山を愛する思想を涵養しなければならぬとかいつたようなことだけでは處理ができません。山に木を植えた方が得だという感じをもたせるような政策が樹立されなければ、山に木は生えては來ないのであります。これを忘れては植林事業はできないのではないか。
そこでこの新改正法案には、そういう思想のもとに立ちまして、離婚をする場合には、相手方に對して財産の分與を請求することができるという七百六十八條の規定を設けました。これは裁判上の離婚にも事由があるわけであります。これによつて結局夫婦わかれのときに財産の分割というか、扶養料として、あるいは婚姻中に離婚の原因を與えられたものに對する一つの制裁の意味もあります。
而もここが我が國の今後の思想建設のために非常な大きな線をなすものじやないかということが考えられますので、豫算の面は一應とにかくとしまして、でき得れば、曾ての補習學校などの例を引いては誠に情けないことになるけれども、日本の實情からして、高等學校とは言うものの、やはり地方々々その町村の現在ある小學校及び青年學校、中等學校あたりの一部或いは或る寺院とかそういうものを利用して、そうしてとにかく青年の教育が村々町々
○高良とみ君 私はこの請願は初からそういうことを考えておつたから御質問申し上げたのでありますが、請願それ自身がはつきり謳つていない點があるのでありまして、その根本の思想を分解して見ると、幾色にも分解できると思います。その點で私はこの請願の根據に横つておるものをこれから文教委員會がどういうふうに扱うかということは、只今矢野委員の仰しやつたように大事だと思います。
○矢野酉雄君 随分論議も盡されましたからこの案を長い、私達みずから殆ど血のにじむようないわゆる小學校の教員をしておるときから國家が義務教育というものを課しておるならば、當然國家はこれを負擔して行くベきであるというその思想が更に今お話したように、主權在民、我々の國家、私達の國家、國家自身が教育を義務として要求したら自分達自身がこれを負擔するというようなことが最もデモクラシーであり、實に高良さんが仰しやることを
○矢野酉雄君 高良君の意見はこれは根本的に考えが違つておるのであつて、教育内容を民主化するというようなことを國家が財政的にこれを負擔することがこれが恰かも國家主義であるというふうな考えが非常な間違いであつて、且又私立學校、私立教育というものを國家が財政的によしんは負擔するからといつて、これを否定するという思想でも何でもないのであつて、石炭さえも國管をしなければならんという思想はとこから生れたか、七十幾
(拍手)彼を思い、これを思いますると、いわゆる産業の上にも、経済の上にも、又教育の上にも、思想の上にも、家屋を與えるということが何よりも先決問題となつております。どうか内閣諸公はこの点に留意せられまして、一段とこの不足家屋の挽回に全力を注いで頂きたいのであります。從つて先刻來國家の支出金を二百億若しくは三百億に増すという御意見のごときは、全然私共は賛成するところであります。
この苦痛は発して暴力となり、又ギヤングと変じ、思想は惡化し、殊に青少年に及ぼす影響というものは、御承知の通り全く惡化の一途を辿つております。これ即ち主として食生活と住宅生活の満たされざる結果でございまして、これが即ち又生産不振の、物のできぬ一大原因となつておるのでございます。(拍手)私は二千億の予算を持つておるこの日本の政府が、何故に住宅政策にその一割、或いは百億、この程度のものを投じないか。
それで、これが若し実施できなかつた場合には、彼らが思想上に甚だ悪い影響を與え、不良の徒輩に交わつて、炭鉱を逃げ出す者、或いは彼らは純精なる婦女子に暴行を加えまじき行動もある。誠に由々しき問題で、社会問題として容易でないという言葉を聞いておるのでございます。かく考えますときに、大都市たる東京その他の地におきましてこの状態を思いますときに、誠に想像に余りあるものがあります。
○奧野政府委員 商工業等についても、いろいろ考えたのでありますが、商工業者は概して農民よりは法律的な思想に富んでいる。そこでおそらく遺言の制度を農民よりは商工業者の方が多く利用するのではなかろうか。しかして全般的に考えて、今後共同相續になりますので、遺言の制度がいろいろ利用されることになると思いますが、遺言を利用することによつて、細分化の防止ということは、ある程度できるのではないか。
ただいま現行法のものにつきましても、この遞増率というものは見ておるのでございまして、それは特許につきましては最初が十圓から十五年目が五十圓、新案につきましては最初が七圓から十年目が二十五圓というような遞増率をみておるのでございますが、それがこういう情勢の變化のために、さらにその遞増率を急峻にしようというわけで、ただいまの原案におきましても、遞増率を險しくするというような思想を多分に織りこんでおる次第
今のお話によりますと、そういうものがどんどん出てきていわゆる政黨の體をなすのだからというお話ですが、そこが非常に問題である選擧には非常に今後の日本の思想の上に、あるいは政治の上において、たいへんな影響を來すものであります。
○石原(登)委員 そうなりますと、たとえば院外にあつていかなる思想のものが出てこようが、いかなる政治活動をしようが、これは絶對に自由である。ただしこれが憲法二十一條の公共の福祉に反するものであれば、それに對して一つの適切なる處置があるということについては異論はなく、またそれは當然のことであります。少くとも正しいと思われるような意見と活動が、いつどこでどのように行われようとも當然でありましよう。
我々はいかなる困難の下も、平和國家を建設せんと決意しておるものでありますが、日本はあくまで武装を放棄して、平和國家として立つて行くべきであるという思想が、眞に全國民の血となり肉となつておるとは、未だ確言できないものがあると思います。この時に当つて、平和國家が平和的手段を以てしては、遂に國民の生命をも守り得なかつたとしたならば、その結果はどうなりましようか。
たとえば配偶者を相続人のうちに加えるかどうかということも、法律をもつて初めてそういうことになるわけでありますから、嫡出でない子供を相続のうちに加えるかどうかということ事體が、やはり法律に留保されてしかるべきであるという議論から、やはり正しい婚姻の子供を——正しい婚姻を尊重するという思想と、今言つた考えと両方の考えから、大體現行法のように嫡出でない直系卑属の相続人に半分ということにいたしたわけであります
と明定されているのでありまして、從つて私権はあくまでも個人の権利でなければならぬにもかかわりませず、この重要なる新憲法に基く民法の改正法案の冒頭において「私権ハ總テ公共ノ福祉ノ為メニ存ス」という規定は、これは實に時代逆行を示すものではないかと疑われるのではございまして、先般全日本辯護士會竝びに第一東京辯護士會から出されております修正案をまつまでもなく、かくのごとき思想はすでに大部分の学者もこの點において
○久山政府委員 ただいまお話のような新聞、出版に關する問題につきましては、實は昭和二十年のたしか十月四日であつたと思いますが、連合軍の思想、言論その他の抑壓に關する法令の撤廢に關しまする覺書がありまして、新聞紙法なり、出版法なり、言論の檢閲なり取締りを内容としておりまする法律が、正式に廢止の手續をまだいたしておりませんけれども、事實上活用を停止されておるのでありまして、從いましていろいろの出版上の弊害
○川橋委員 敗戰日本の今後は思想の混亂、これに伴つていろいろな重大な問題が起るべきことを豫想されます。殊に講和條約成立後におきましても、われわれは相當懸念を懷くものであります。現に公安廳は、戰前の軍隊に代るべき國家警察權等を掌握する立場におきましても、ぜひとも今後は、やはり國務大臣をしてこれを遂行させるということが妥當と考えております。
○松澤(兼)委員 直接警察組織の問題とは關連がないのでありますが、言論、思想の自由というようなことから、新聞雜誌などで、どうもいかがわしいような方面のものが多數出版されておるようであります。また内容から考えてみて、これは純粹の犯罪的なものであるということも考えているのであります。
さような觀點から便宜當初考えておりました思想に多少の修正を加えまして、資本のなくなるものにつきまして特に増資を認めまして、これが繼續を認めるというような考え方にいたしたわけであります。大體今囘の法案に關聯いたしました再建整備の状況は以上の通りであります。
敗戰後におきましては、誤られたる自由経済の思想に禍いされまして、自由貿易が盛んに論議をされ、その結果として、御承知の通り大小八十余の輸出入貿易代行機関が簇出したのでございます。しかもこれらの代行機関、すなわち組合の首脳者の半数以上というものは、財閥もしくは間接に財閥に関係あるものでございまして、いわゆる実績主義によつて貿易量の割当を獲得いたさんとしておつたのであります。
と申しまするのは、要するに憲法第十七條これは民主國家におきまして、國政の受託者、公権力の受託者といたしまして当然の原理をここに現したものであるか、或いは旧日本におきまして、天皇の大権の行使という観念上、公権力の行使については國家が損害の賠償に應じない、そういつたような観念があり、思想があり、又戰時中顯著でありました例の專制的、官僚主義的と申しますか、そういつた傾向がございましたので、そういつたような
是非私はそのためには待遇を檢察官、司法官と同格にすることは勿論といたしまして、良き人を得る、幅の廣い、奧行のある、單に法律だけを知つているというような人でなく、十分に文化的教養と思想、感情、人道主義的な、センチメントにも富んでいるところの行刑官を沢山得たい、こう考えている次第でありまして、これには特別の教養の方法が必要であるということも痛感しているのであります。
若し両罰にするというような思想で進むとすれば、政府として持合せておるのが仮案である。これをいいと思うということまで言えるのじやないかと思います。いかがでしようか。
今後司法當局も特に新事態に即應して、各角度からの立法提案が多いのでありましようが、私どものさような懸念をも、今後の提案の際に御一考願つて、なるべく健全な自由平等の思想と、民主主義的立法を編成していくという上に、協力賜りたいということを希望いたしまして、私の質問は終りたいと思います。
もう一つは、國民思想の善導で、國民はそろばん玉を彈くことが先になつて、權利の主張が先に立つて、犠牲と、いう精神が缺けておりますが、最近或る炭鑛の必掛けのよい勞働者がなさつたように、當分日本は損を覺悟して、犠牲を覺悟してやるように指導したらいいと思つております。これだけでございます。