1981-04-28 第94回国会 衆議院 法務委員会 第9号
個別の金融機関の個別の取引というものは、本来それぞれのコマーシャルベースに乗って判断されるものが原則でございますが、金融機関が投機、思惑資金等を融資するということにつきましては、かねてからその抑制方を指導してきておるところでございまして、そのような批判を招くような融資が行われたということであれば、大変これは残念なことであり、好ましくないと考えておるわけでございます。
個別の金融機関の個別の取引というものは、本来それぞれのコマーシャルベースに乗って判断されるものが原則でございますが、金融機関が投機、思惑資金等を融資するということにつきましては、かねてからその抑制方を指導してきておるところでございまして、そのような批判を招くような融資が行われたということであれば、大変これは残念なことであり、好ましくないと考えておるわけでございます。
もしそのような、今度の大阪証券信用のような、お話しのものについて、そういう思惑資金であれば、はなはだ遺憾だと思うのでございますけれども、事、個別企業の取引内容にわたる問題でございまして、金融機関の対外信用の保持とかいうようなことでございますので、具体的取引内容についてお答えをすることは御容赦いただきたいということで申し上げておるわけでございます。
○米里政府委員 金融機関の社会性、公共性の観点から見まして、金融機関が社会的信頼を損なうような融資を行うということについては厳に抑制的に取り扱うという一般的な方針で、私どももしばしばこれに関連いたします投機資金、思惑資金あるいは投機的な土地取得資金といったようなもりを抑制するように指導しているところでございます。
で、実態が果たして最初から先生がお話しのように投機思惑資金として融資されたものかどうかということを判定いたしますことはなかなかいろいろな見方があろうかと思いますけれども、もし先生のおっしゃるような投機思惑資金というものが一般論として貸し出されるということになりますと、これは金融機関の社会性、公共性という観点から見て問題がございますので、今後ともそういうことがございませんように十分指導してまいりたい、
で、よく来年度通貨の問題がきまったら多量にドルが流出するのではないか、そうしたら金融市場を圧迫するのじゃないかということも皆さんで心配されておりますが、今度のドル借りの問題を見ましても、やはり一応前受け金というものが多かったということはわかりますが、しょせんこれは実需に基づいたものでございまして、思惑資金の流入ということではございませんので、この外貨が急速に多量に一時に流出するというようなことは、いまのところそう
御承知のとおり、ドル防衛が発表されるやいなや、欧州各国は外為市場を閉鎖したのでありますが、政府は、ユーロダラーのような思惑資金が流入してくる心配はまずない、また、ドル売りがあってもたいした額にはならないだろう、こういう判断から、ドルを買い上げても固定相場を維持することができるという過信から外為市場を閉鎖しなかったように思います。
この支障はひいては国内経済にいろいろな影響を与え、混乱を与えるということは目に見えておりますので、この混乱を避けることがいいのかどうかというのが問題でございますが、やはり政府の責任としましては、市場を安定させて、この対外取引の円滑な遂行ということを確保することがやはり政府の責任でございますので、日本の場合はそういう特殊事情から考えて、閉鎖しないことがいいということと、もしこれが非居住者の思惑資金などにゆすぶられていろいろの
そうして、思惑資金の流入というものだけは十分に抑制するという態度をとりたいというので、その措置はごく最近においてとった次第でございます。
私どもも思惑資金が流入することについては相当注意をしておりましたので、立ち入り検査までいたしましたが、しかしさっき申しましたように、非居住者の投機資金がこの期間に外部からたくさん流れてきたというような事実は大体ないというふうに、いまは調査した結果出ておりますので、その点についてはやはり正常取引を中心にしたドルの流入であったというふうにいままでのところは見ていいのではないかというふうに思っております。
○水田国務大臣 日本がひとり為替市場を開いておられた理由の一つは、日本の為替管理は非常に行き届いておるということのために、短資の思惑資金の流入というものはある程度防げるということを考えておったことも理由の一つでございます。
なお思惑資金それから滞貨融資——この滞貨融資というのは考え方が非常にむずかしゆうございますが、これは常識で考えて、思惑及び滞貨融資に流れるおそれのあるようなものについては出せないというふうなことを申合せをしてやつておりまして、貸増しということはできるだけやらない。
あるいはそういうやり方をすると、それが思惑資金であり、少くとも今はやみ市場はないでしようけれども、灰色市場を構成することになると思いますので、そういう突き進んだ議論まではいたしませんけれども、そういう方向から考えると、やはり金融に対しまして何らかの監督権の強化というようなことがなくては、池田財政の徹底した行政が行えないということがまずうかがい知られるわけであります。
またはそれらの収益を思惑資金にまわしたというような場合におきましては、非常に遅れておりますが、ただいまのところそれが納税にきわめて深刻な影響を与えているという状況には、至つてないと考えるのであります。
輸入資金の限度を越えて国内の金融が追加——追いかけた状況になりますと、これが思惑資金になるという考え方を、政府は今日持つているか、それをひとつ伺つておきたい。
ところが日銀の考え方を聞きますると、思惑資金である、いわゆる輸入が思惑的に輸入された、従つてそういうものには資金の何か融資はできない、或いは又不要不急なものの輸入が相当多い、又そういう方面の金融の使途が多いというようなことが指摘されておるのであります。
この間、統制経済より自由経済へと順次移行する過程において、金融政策にも画期的な変更が加えられまして、財政資金と産業資金との区分を明確にし、産業資金は市中銀行融資を原則として、みずからの信用と努力によつて調達することとなり、いわゆる思惑資金、見込み資金の調達は容易ならない状況となりまして、通俗的には金詰まり経済と呼ばれる時代となつた上に、昨年六月二十五日勃発した朝鮮動乱の影響をも反映いたしまして、輸出貿易
この間、統制経済より自由経済へと順次移行する過程において金融政策にも画期的な変更が加えられ、財政資金と産業資金との区分を明確にして、産業資金は市中銀行融資を原則とし、みずからの信用と努力によつて調達することとなり、いわゆる思惑資金、見込み資金の調達は容易ならざる状況となりました。
ともすればこの点は、先ほど復金債の点で申し上げたように、日銀が出したいと思う、あるいは個人一万田さんが出したいと思うところへは金が出るけれども、その他のところは、質的統制ということで、思惑資金、不急不要の資金だと言つて押えられれば、市中銀行は今後参つてしまうと同時に、これにつながりますところの各種産業の痛手というものは、けだし想像に余るものがある。
いやそれは非常に緊急な資金だと申しても、これは思惑資金であり、不要不急の資金だと言つて、日銀の信用供與を停止する、こういう操作をやるということを強調しておる。これでは自主的質的統制ではありません。一万田さん個人の質的統制である、こういうことを大蔵大臣はどういうふうにお考えになるか。さだめし大蔵大臣には方途があることと私は信頼いたしております。
果すものであつて、いわゆるインヴエントリー・フアイナンスの妥当性を認むるものでありますが、すでに昨年十月には国内生産指数は戰前を上まわる状態となり、これに伴い輸出の増大は必然的となり、円資金の需要増加となることも当然の関連でありまして、もはや通貨の増発をもつてただちにインフレなりと心痛する時代ではありませんが、増発通貨がブラツク・マーケツトに流れ込む場合は、悪性インフレの要因となることに留意し、思惑資金
それから何と申しましても物価の先高を見越しまして、相当の買付資金、思惑資金が動いておるのでありまして、もう証券取引所方面におきましてはレギユラー・ウエイの実施をしておるのでありますが、これについても若干の資金が必要なのでございます。
それから物価の先高を見越しまして、多少の思惑資金というものも動いておるのでございます。また証券取引におきましてレギユラー・ウエイを実施いたしますと、そちらの方面にも若干の資金が必要であるというようなことがございまして、なかなかに資金需要が多いのでございます。