1959-03-31 第31回国会 参議院 本会議 第21号
世人は、欺かれたこのたびの減税案に対しまして、「思いつき公約による思いつき減税」という辛らつな批評を下しております。政府与党はよく肝に銘じておくべきでありますとともに、その公約違反の罪を天下に謝すべきであります。
世人は、欺かれたこのたびの減税案に対しまして、「思いつき公約による思いつき減税」という辛らつな批評を下しております。政府与党はよく肝に銘じておくべきでありますとともに、その公約違反の罪を天下に謝すべきであります。
それが今日おためごかしの思いつき減税となるのでありまして、これこそ、わが国民主政治のおそるべきガンであると、われわれは考えるのであります。(拍手) 今や、国民大衆は、勤労者も、農民も、中小企業者も、みな減税を強く希望しています。
こういった国民大衆のやむにやまれぬ現実の要求と、地方財政の貧困からくるこれまたやむにやまれぬ現実の要求との板ばさみになった政府与党は、御案内のように、ついに公約減税から思いつき減税、そしてよろめき減税へと転向したのであります。そこにはもはや国民大衆の期待に沿う何らの措置も見出し得ないという今回の減税案でございます。
○三好参考人 勉強が足りませんので、これからお話を申し上げますことが御参考になるかどうかわかりませんが、最初に、今回の改正案に対する全体的な問題の考察をしてみたいと思いますが、税制改正の問題につきまして、地方制度調査会あるいは税制懇談会等におきまして、しばしば論議されました言葉に、地方税に関しまして、これは押しつけ減税である、あるいは思いつき減税である、持ち出し減税であるというふうな言葉か使われたのですが
○阪上委員 次に思いつき減税とか、あるいは持ち出し減税というこれまた手きびしいお話がございましたが、一体どうなんでございましょうか。現在租税収入の六三%くらいは地方自治体が使ってしまっておる。そこでこういった防止策といたしましては、結局国と地方との税の割合というものは、ある程度きまっていかなければならぬと思うのです。