1954-10-20 第19回国会 参議院 農林委員会 閉会後第14号
それから続いて九月七日来襲いたしました台風十三号は、鹿児島県志布志附近に上陸いたしまして中心示度は九百五十三ミリバール、中心附近の最大風速四十メートルの強度のものでありました。同台風は同県の西部をかすめ、宮崎県西部山岳地帯を北上し、大分市附近にて北東海上に去つたものでありまして、降雨量は日雨量が三百数十ミリに達しております。
それから続いて九月七日来襲いたしました台風十三号は、鹿児島県志布志附近に上陸いたしまして中心示度は九百五十三ミリバール、中心附近の最大風速四十メートルの強度のものでありました。同台風は同県の西部をかすめ、宮崎県西部山岳地帯を北上し、大分市附近にて北東海上に去つたものでありまして、降雨量は日雨量が三百数十ミリに達しております。
鹿児島県では志布志附近の海岸、菱田川、田原川、肝属川の支川及び川内川の上流に被害が多く、道路では鹿児島から鹿屋に至る海岸道路、福山町附近に高潮による被害を受けております。
ことに被害のはなはだしかつた地方は、川内川上流地区と志布志附近でありまして、昨年の台風による災害復旧箇所で、さらに再び被害をこうむつた箇所が相当数に達しておりますことは注目を要することと思われるのであります。河川災害の多いのは川内川、天降川等でありますが、本県におきましても、福山町の海岸道路を始め、鹿児島湾沿岸道路等海岸関係の被害は甚大なるものがあります。