1980-04-23 第91回国会 衆議院 商工委員会 第18号
いずれにしましてもわが国の必要石油量の一〇%を超えるそういった量をイランに頼ってきたわけでありますから、いまここで価格の問題がいろいろあっても、完全にストップという事態になれば、これは当面何としても大変な問題ではないかというふうに考えざるを得ません。
いずれにしましてもわが国の必要石油量の一〇%を超えるそういった量をイランに頼ってきたわけでありますから、いまここで価格の問題がいろいろあっても、完全にストップという事態になれば、これは当面何としても大変な問題ではないかというふうに考えざるを得ません。
これらを考えますときに、新しい石油資源の開発というのは、わが国が国際社会の一員としての責任を果たすためにも緊急の課題であると、このように考えますが、そこでわが国の昭和六十年時点、すなわち一九八五年ごろのエネルギーの見通し、特に石油の需給対策はどのように推定をしておられるのか、また昭和六十年時点の必要石油量等について、ひとつ通産当局から説明を願いたい、こう思います。
そこで、総理にひとつお伺いしたいのは、今後日本が必要石油を確保するためには中近東外交、なかんずくサウジアラビア外交が非常に重要だと思うのです。これは例の一九七三年の三木特使以来、日本はある意味での約束をほごにする事態というものを招いてきた。そして中近東諸国、なかんずくサウジアラビアが日本に対して石油を売る条件としては二つのことをはっきり言っているわけなのであります。
一方、供給のほうについて見ますと、本年はあいにくと記録的な渇水もございまして、現状程度の需要節減の効果を織り込みましても、十二月の必要石油量は約五百五十万キロリットルに達するのでございますが、このうち現在までに確保のめどがついておるのは約四百五十万キロリットルでありまして、約一八%、おおむね百万キロリットル程度の調達の見込みが立っておりません。