2019-04-03 第198回国会 衆議院 外務委員会 第5号
先延ばしせざるを得ない理由がロシア側にあるのだと考えておりますが、単刀直入に言うと、二〇一九年、ことしの九月にサハリン州知事選挙があり、連邦政府・与党候補が勝利するよう必勝体制をつくる必要がロシア側にあるからであります。普通に考えても、九月の選挙に影響するような日本との外交結果は出せないということは誰にでも理解ができます。事実上、交渉の膠着状態が選挙を終える九月まで続くんだろうと考えます。
先延ばしせざるを得ない理由がロシア側にあるのだと考えておりますが、単刀直入に言うと、二〇一九年、ことしの九月にサハリン州知事選挙があり、連邦政府・与党候補が勝利するよう必勝体制をつくる必要がロシア側にあるからであります。普通に考えても、九月の選挙に影響するような日本との外交結果は出せないということは誰にでも理解ができます。事実上、交渉の膠着状態が選挙を終える九月まで続くんだろうと考えます。
状況等をば調査をいたしまして、最後には、この所有権はいずこに帰属せしむべきものかということが中心になりまして、国際法の権威である横田博士、民法上の権威である我妻博士、公法上の権威である杉村博士等に来てもらいまして、大体これはすべてのものが混合してしまつておつて、私のものだと特定し確認することは困難な状況にある、あるいはこのダイヤモンドそのものは国家が必要として国民に買上げを命じたものであつて、国民も必勝体制確立
ところが、これほど国民に対して、必勝体制確立のために、あらゆる手段を通じて、ある場合におきましては、これをある一定期間持つておると没収されるというような言葉まで使つておることは、述べられております事実が立証するものでありますが、このようにして、半ば強制的に買い上げました品物も、残念ながら戦争の役には完全に立つていなかつたのです。
これは子供の常識のようですけれども、国民は、政府の要請に従つて、必勝体制確立のために涙をのんで売つたのです。幾らか値よく買つてくれたから売つた。金銭をもらつておりますから、品物を出しても一応所有権がなくなつたとわれわれしろうとは見る。そうすると、交易営団は、自分の金を出して、自分の商業資金、運転資金を出して、銀行借入金によつてこれを買上げて自分が持つておつた。
当時も再々申し上げましたように、昭和十九年、戦争が熾烈をきわめたときに、必勝の体制を確立するため、政府みずからが強制的な法令を出して、生命に次ぐ財産の尤たるもの、すなわち金、銀、白金、ダイヤモンド等を、国家がこれを吸収して必勝体制確立の用に立てんとしたのであります。