1952-07-03 第13回国会 参議院 本会議 第61号
内乱の危險性があるかないかは国民の判断に待つとして、それは独占資本主義又は金持の行き過ぎの心配病によるほか、政府と警察が政治目的のためにみずから作つているということを指摘しておるのであります。(拍手) 政治問題が発生する社会的原因については、それが政治的責任の問題であるだけに、飽くまで政府の責任であります。
内乱の危險性があるかないかは国民の判断に待つとして、それは独占資本主義又は金持の行き過ぎの心配病によるほか、政府と警察が政治目的のためにみずから作つているということを指摘しておるのであります。(拍手) 政治問題が発生する社会的原因については、それが政治的責任の問題であるだけに、飽くまで政府の責任であります。
アメリカは一概に共産党を暴力主義と規定しているように思いますが、これは多分独占資本主義又は金持の行過ぎの心配病であろうかと思います。併しこの心配が暴力を、或いは実力を伴つたときには頗る危險な結果を生ずるものであります。私はこの今の破防法の基礎にそういうようなアメリカとは同じじやなくても、似たような日本の恐怖心というものが動いているのではないかと思うのであります。