2016-11-24 第192回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
先生御承知のように、「きぼう」におきましては、その環境が微小重力環境という環境にあるわけでございます。これらの環境の中では、対流が発生をしにくいということから、不純物が少なくて構造解析に適した、地上では得られない大型の高品質たんぱく質結晶が得られる、こういった意義があるというふうに承知しております。
先生御承知のように、「きぼう」におきましては、その環境が微小重力環境という環境にあるわけでございます。これらの環境の中では、対流が発生をしにくいということから、不純物が少なくて構造解析に適した、地上では得られない大型の高品質たんぱく質結晶が得られる、こういった意義があるというふうに承知しております。
また、ほかの例を挙げさせていただきますと、微小重力下では、血圧の調整に重要な役割を果たしている前庭という耳の奥にある器官の機能に変化が生じまして、地球帰還直後の宇宙飛行士の血圧調整に影響を及ぼしているのではないかとも考えられております。それを踏まえまして、宇宙環境における前庭の血圧調整メカニズムを明らかにするための研究も行っているところでございます。
具体的には、これまで、先ほど柏倉委員の方から宇宙飛行士のお話がありましたけれども、JAXAの宇宙飛行士八名が有人宇宙活動を行ったこととか、ISSに日本実験棟、さっきお話が出ましたけれども、「きぼう」を建設して、微小重力とか宇宙放射線等の宇宙環境を利用した各種の試験研究を実施していること、それから、宇宙ステーション補給機「こうのとり」をH2Bロケットで打ち上げ、物資を補給している、こういった活動を実施
これは非常に大変いいニュースでございまして、これによりまして、微小重力の問題ですとか超電導、こういったことの実験をここずっとやっておりましたのが、日本も初めてのケースで、打ち上げた衛星から無事おりてきて回収した。このことは、ちょっと大変恐縮でしたけれども、発表をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手)
また、微小重力等の宇宙空間の特徴を利用した新しい材料、医薬品等の開発等、さまざまなものが考えられるわけであります。 それからさらにまた、青少年に夢と希望を与える。未知なる宇宙というものは、次世代の青少年にとりまして最大の挑戦の一つであります。
○国務大臣(小渕恵三君) この宇宙基地は微小重力、高真空等の宇宙環境を利用した実験研究等、地上で行い得ない活動に利用されるものでありまして、産業、医療等の広範な分野における技術進歩の機会を大きく開くものであると考えております。
この日本実験棟の上では微小重力を利用しまして材料実験、生命実験、天体観測、通信実験などを行う予定でございます。この日本実験棟につきましては、広く日本の国全体としてこれに参画するということで、日本国内の産業界、政府関係、学界の研究機関等の研究者の参加を予定しております。また、どのようなテーマについて具体的研究をするかということについてはこれから民間から募集、選考するということも考えております。
○小渕国務大臣 先ほど認識の相違と申し上げましたが、宇宙基地は、微小重力、高真空等を利用して、地上で行えない活動を可能にし、我が国、ひいては人類全体にとって、産業、医療等の広範な分野における技術進歩の機会を大きく開くものであり、また我が国の有人宇宙活動における技術を向上させる絶好の機会でございます。
この目的といたしましては、人類が宇宙で活動していくための将来の基盤を形成したい、それから宇宙環境を利用いたしまして、微小重力下での物理化学現象の解明、新材料創製等の物質科学、それからライフサイエンス、宇宙医学というような研究を実施することによりまして科学技術の新たな展開を求めるというのが目的でございます。
○井上説明員 ただいま文部省宇宙科学研究所において進められております原因究明作業と並行しまして、通産省におきましても、今回の失敗によって実施することができませんでした微小重力実験等につきまして、これまで開発過程で得られました成果の評価、それから、今後の対応等を検討をするため、外部有識者の御参加をいただきましてエクスプレス対応策検討委員会を設けまして、現在検討を行っているところでございます。
(拍手) 向井飛行士が参加する第二次国際微小重力実験室計画は、スペースシャトル・コロンビア号において無重力を利用した宇宙実験を行うものであり、現在、コロンビア号は二十二日の着陸に向けて順調に飛行をいたしております。 向井飛行士が、今後の宇宙ステーション計画や、将来人々が宇宙で生活をする時代に向けての先駆的な役割を担う意欲を話されたのがまことに印象的でございました。
○政府委員(石井敏弘君) ただいま御質問の向井千秋さんの件でございますが、アメリカのシャトルで第二次国際微小重力実験、私どもIML2と申しておりますが、微小重力下での各種の実験を行う計画があるわけでございます。これに日本からも十二テーマを提案いたしておりまして、このスペースシャトルで平成六年の七月に、来年の七月ごろに行く予定になっておるわけでございます。
○政府委員(井田勝久君) 無重力の環境でございますが、要するに重力が大変宇宙空間になくなりますと微小重力と言って、完全ゼロでございませんが微小重力環境とこう言っておりますが、こういうところに参りますと、例えば重い物が沈んだり軽い物が浮いたりするそういうことがないわけでございますので、そういったことを使いましてセラミック繊維強化材料でございますとか耐熱複合材料だとか、要するに重い物が沈んだり軽い物が浮
具体的に申し上げますと、我が国は現在、我が国だけではなくて、米国、欧州、カナダの協力によって宇宙ステーション計画というものを進めておりますし、また国際微小重力実験という計画にも参加しておりまして、この第一次材料実験計画には米国等の協力により、日本人科学技術者がスペースシャトルに搭乗して各種の宇宙実験を行うこととしております。
また、宇宙ステーションにおける有人飛行活動に備えるために、平成二年度から第二次国際微小重力実験室計画、これはIML2と言っておりますが、これに参加するために必要な経費を政府予算案に計上していることもまたこれ事実でございます。こういう点、前向きにはやっておるんですが、決して十分とはまだ言えないのでございます。
そのほかにも類似の非常に小規模な宇宙環境利用といたしまして、アメリカのNASAが計画をいたしております第一次国際微小重力実験室計画ということにも参加をしたいと思っておりますし、また日本の独自の立場から宇宙実験・観測の機会を確保するために宇宙実験・観測フリーフライヤーといったものを科学技術庁、文部省、通商産業省協力のもとで打ち上げるという計画も進めておるところでございます。
特に、人間がスペースシャトルの中でいろんな実験をするということで非常に注目を浴びておりますのは、いわゆる無重力環境を利用したいろいろな新材料製造実験でありますとかライフサイエンス実験ということでございまして、まあ無重力と申しましても正確には完全なゼロではありませんので、微小重力(マイクログラビティー)というような言葉を使っておりますが、こういうシャトルを使った無重力実験というのが非常に盛んになってきたわけでございます
また、DNA組みかえ技術によります有用物質の生産技術の実用化という点に関しまして、熱による対流のない微小重力環境のもとでは、分離の純度が飛躍的に向上するといったことが考えられるわけでございまして、そういうことで医薬品の開発に大きく寄与するのではないかというふうに考えております。 また、材料の分野では、無重力を利用しまして極めて均質な結晶をつくることができる。
今、先生が御指摘になりましたように、宇宙環境の無重力あるいは微小重力というものを利用いたしまして、エレクトロニクスでありますとか新素材、非常に新たな性能がここで発見をされる、あるいは性能ができる、こういうことで、これが今御指摘がございましたように今後の素材産業あるいはエレクトロニクス産業、ハイテク産業に大きな役割を、あるいは死命を制するということは御指摘のとおりであろうかと思います。
また、米国NASAの国際微小重力実験という計画がございます。これにも参加しようということで現在鋭意その研究を進めております。また、我が国独自のこういう宇宙実験をするために、現在文部省、通産省と協力いたしまして、宇宙実験観測フリーフライヤーというものの開発をことしから着手するということにしております。
○政府委員(加藤泰丸君) 宇宙空間では無重力、これは正確に申しますと微小重力と言う方が正確かもしれませんが、いずれにしましても非常に重力が少ない、あるいは無重力に近い、そういった場を利用いたしますと、地球上では得られませんような、たとえば比重が非常に違う物質をうまく均一にまぜたような合金であるとか、あるいは地球上では非常に分離がむずかしいような生体物質の分離であるとか、そういったようなものが可能になるということでございます
大型の放送衛星であるBS3の開発研究のほか、スペースシャトルにわが国の技術者が搭乗しまして無重力、これは正確に言えば微小重力ということかもしれませんが、宇宙空間の特性を利用しました材料実験等を行うことを目的にしまして、第一次材料実験を昭和六十二年度ごろに実施する、さらにそのための実験システムの開発研究あるいは搭乗科学技術者の募集並びに選抜を当面行うというふうにしております。