1969-03-18 第61回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
また、微小体の増加も認められて、一応、油症患者というものには、現在のところ、生検の結果は肝障害所見は認められない。ただ、薬物中毒の際に見られる適応現象が存在するものと認められるという結論を得ております。
また、微小体の増加も認められて、一応、油症患者というものには、現在のところ、生検の結果は肝障害所見は認められない。ただ、薬物中毒の際に見られる適応現象が存在するものと認められるという結論を得ております。
ただ私もこの問題については、化学療法、薬物療法だけでなしに、もっと基本的な問題についても、これは文部省の学術関係の予算になるかと思いますが、牛山さんは微小体と言われる。あるいはウイルスの問題もお話が出た。あるいは森下さんのような血液の関係を考えておられる方もおります。
私の研究に基づくガンの原因をまず申し上げますと、これは昭和三十七年の十月の癌学会において私が発表したことでありますけれども、ガン患者におきましては、一〇〇%、その赤血球中に、私がガン微小体と称する非常に微細な小体が特殊な染色法でも染まり、これを顕微鏡下に見ることができます。
それから先ほど久留先生が申されました、私のガン微小体と申し上げましたその病原体と思われるものの追試例について申し上げます。
そこをあやふやにしておきますと、こういう微小体を自分は発見した、これがガンの原因なんだと。で、この微小体に対するワクチンをおれは発明したよというようなのが出てくると。そういうことであります。そういうことが過去何十年にわたって、洋の東西を問わず、そういう発明者というのがたくさんいるのです、外国にも。で、それはきわめて容易に人を納得させるのです。
しかも、あの方の発表したものを見ますと、ヴィールスよりも小さい、極微小体が現われる、それが培養の道程においてヴィールスみたいになる、それが球菌になり、さらに桿菌になる、その桿菌の最後の状態というのは枯草菌様である、こういう経過をたどっておる。この理論と申しますか、これも現在世界じゅうで通用しております細菌学の理論には合っておらぬことでございます。
「いわゆる新薬の理論と価値であるが、この薬は癌免疫物質と言って居り、癌患者の血液中にはビールス様の微小体(それを抗癌菌といっている)があって、これがだんだん発育して大きくなって球菌となり、さらに大きな枯草桿菌となるので、それから抽出した物質であるということである。
もう一つ、ここに書いてございますのは、これはヴィールスの例でございますから、よくわかりませんが、「癌患者の濾過性のビールス用の微小体が発育して、枯草桿菌に似たものになり、これが抗癌菌だと説明しているが、今日の細菌学の常識では、ビールスは何代培養してもビールスであり、球菌も桿菌も同じように何代何十代培養しても球菌であり桿菌である。その間に、発育して大きくなったり、形が変ったりすることはないのである。