1952-05-13 第13回国会 参議院 大蔵委員会 第50号
日露戦争当時、関東大震災における復興貯蓄債券、それから支那事変以後太平洋戰争における貯蓄債券、まあ大きく分けて三回発行の経験があるわけであります。今回発行いたす趣旨といたしましては、資本蓄積、大きく申上げれば、まあ資本蓄積を幾分なりとも高めたい。
日露戦争当時、関東大震災における復興貯蓄債券、それから支那事変以後太平洋戰争における貯蓄債券、まあ大きく分けて三回発行の経験があるわけであります。今回発行いたす趣旨といたしましては、資本蓄積、大きく申上げれば、まあ資本蓄積を幾分なりとも高めたい。
最初は日露戰争当時、それから関東大震災のあとにおいて、復興貯蓄債券というものを発行いたしたことがございます。それから日華事変が始まりましてから、貯蓄債券、それがさらに戰時に及んでおりまして、その間には貯蓄債券ではございませんが、報国債券というもの、あるいは福券というような、これに似たような種類の債券が相当多額に当時としては発行されまして、国民貯蓄の増強に役立つたことがあるのであります。
なお舊制度で政府が保管しておりまする勸業債券とか復興貯蓄債券、北海道拓殖債券というものがございます。先刻申し上げましたように、今度の新法におきましては、保管證券が國債と貯蓄債券と報國債券、この三種類にいたすのでありまするが、こういう舊制度によつて保管された債券、これらの保管效力をいかにするかということであります。