1986-10-30 第107回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
まずそこに戦後の復員、引揚者等が非常に増加いたしまして労働力供給面で非常に圧力があった、需要が十分な水準ではなかったということが言えるのではないかと思います。このために二・五%という三十年の失業率でございますが、さらに労働力過剰な状態の中で、こういう失業者のみならず低い労働条件で就業している不完全就業者が多かったのではないかというふうに考えております。
まずそこに戦後の復員、引揚者等が非常に増加いたしまして労働力供給面で非常に圧力があった、需要が十分な水準ではなかったということが言えるのではないかと思います。このために二・五%という三十年の失業率でございますが、さらに労働力過剰な状態の中で、こういう失業者のみならず低い労働条件で就業している不完全就業者が多かったのではないかというふうに考えております。
しかし、戦後、復員、引揚者、あるいは本土からの帰還者等も増加をいたしまして、昭和二十五年の調査におきましては二十万五千人になっております。その後、昭和三十年ぐらいまでの間は大体二十万台でございましたが、昭和三十五年の調査におきましては十九万台に減少をいたしております。現在の傾向といたしましては、若干減少の傾向にあるようでございます。
しかも海外からは数百万に上る復員、引揚者を迎え、国民の食糧対策をいかに進めるかは、わが国民にとってまさに死活の問題であったのであります。このような際、米国が提供した対日援助が、いかにわれわれを勇気づけ、今日のわが国経済復興の原動力となったかは何人もこれを否定し得ざるところであります。」と。そこで、こういう経過があるので、債務と心得てこれを返すのが当然である、こういうように説明されているわけです。
当時、わが国土は荒廃し、食糧生産は戦前の半分以下に低下し、国民は未曾有の食糧難に当面したのでありますが、わが国には、食糧や生活必需品を輸入する外貨も、外貨獲得の余力もなく、しかも、外国からは数百万に上る復員、引揚者を迎え、食糧その他の生活必需品の入手は、わが国にとってはまさに死活の問題で、あのまま放置すれば、三百五十万人の餓死者が出るのではないかと憂えられたのでありました。
また、わが国には食糧や生活必需物資を輸入する外貨はもちろん、外貨獲得の輸出力もなく、しかも海外からは数百万に上る復員、引揚者を迎え、国民の食糧対策をいかにするかは、わが国にとってまさに死活の問題であったのであります。
しかも海外からは数百万に上る復員、引揚者を迎え、国民の食糧対策をいかに進めるかは、わが国民にとってまさに死活の問題であったのであります。このような際、米国が提供した対日援助が、いかにわ復興の原動力となったかは何人もこれを否定し得ざるところであります。 ただ、このような米国の援助は、無償でなされたのではないかと考えられる向きもあるようでありますので、この際この点につき一言申し上げます。
しかも、海外からは数百万に上る復員、引揚者を迎え、国民の食糧対策をいかに進めるかは、わが国民にとってまさに死活の問題であったのであります。このような際、米国が提供した対日援助が、いかにわれわれを勇気づけ、今日のわが国経済復興の原動力となったかは何人もこれを否定し得ざるところであります。
ついては海外軍人及び戦死者、戦災死者、復員引揚者で引取り縁者のない仏をまつる等のため、無縁寺を建立されたいというのであります。
次に意見書は、在外同胞引揚促進並びに未復員者家族援護に関する陳情、新潟縣南魚沼郡伊米ヶ崎村大字原虫野新田、松田隆吉外一万五百四名提出、右の陳情は、平和國家再建のために在外同胞の引揚促進を図られるとともに未復員者給與法を改正して未復員者及び復員引揚者に対する待遇を改善されたいとの趣旨であつて参議院は、願意の大体は妥当なものなりと思う。よつて内閣は鋭意これが実現に努力せられたい。
本請願の要旨は、指宿町は耕地面積が狹小で人口の密度が大であり、地元民はほとんど零細農家であるが、終戰後は婦農者及び復員、引揚者等の増加に伴い、本町民の生活は極度に圧縮されている。ついては指宿國立鹿兒島療養所敷地内の遊休耕地を拂い下げられたいというのであります。
以上三路線に省営トラツク並びにバスの運行を見るに至りましたならば、いよいよ生産の増強を招來するのみならず、新たなる資源の開発、産業の振興を來たしまして、特に刻下の戰災復興、いわゆる復員、引揚者の住宅建設資材の需要に即應して從つて新日本経済再建、文化昂揚のために寄與するところが大であると確信する次第であります。
現在の緊急開拓は、戰後の非常に混亂した時代におきまして、食糧の外國からの見透しも全然つかなかつたような時代、しかも戰災者あるいは外地からの復員、引揚者者というふうな者が、どんどんと歸つてまいりまして、失業者がたくさん出るであろう、こういうような事態が豫測されました時代におきまして、失業者の救濟と食糧の緊急増産というこの二つを目的として、現在の緊急開拓が行われておるのでございますが、元來開拓というものは