1949-07-25 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第25号
たとえば人民電車を走らせるというようなことは、電車は走らせるからいいじやないかというふうにも考えられたようでありますけれども、おのずからこの組織の中でいろいろの入りくんだ規定を遵守して、しかも規律に從つて鉄道を経営して参りませんと、ゆゆしいことが起るおそれがある。
たとえば人民電車を走らせるというようなことは、電車は走らせるからいいじやないかというふうにも考えられたようでありますけれども、おのずからこの組織の中でいろいろの入りくんだ規定を遵守して、しかも規律に從つて鉄道を経営して参りませんと、ゆゆしいことが起るおそれがある。
次に鉄道の荒廃の問題ですが、先ほどあなたにお尋ねした内藤委員も今こちらに來ておりますが、あなたが四國からお見えになつた、從つて鉄道が安全だというふうな論法を盛んに聞いておりましたが、あなたがお考えになつて、現在の日本の鉄道の状態を安心していていいものか、現にこの委員の中でも、近いうちに大阪まで彈丸列車が走るのではないか、だから國鉄は復興しているのではないか、こういう論法を出す人もあるが、私たちはそういう
從つて鉄道弘済会の從業員諸君はもと鉄道に勤めておりました者が非常に多くを占めておる。しかしながら最近は約七千人のうちで2千人程度は鉄道に関係なかつた人たちを吸收いたしております。
從つて鉄道当局が考えられておる機械化ができないとするならば、むしろ人員を減らすことによつて、この食糧輸送上に大きな支障がもたらされるのではないか。こういう輸送の一面から、食糧の配給が非常に不円滑になるという結果になることをわれわれ心配するのでありますが、この点について、もう一度御確信のあるところをお聞きしたいと思います。
ところが今日の日本の実情を考えますると、当時にはほとんど想像することもできなかつたような激変を見ておるのでありまして、從つて鉄道國有法の存在を理由として鉄道の國有を主張するということははたして妥当であるかどうかということは、私どもは疑問に考えておるような次第であります。
從つて鉄道の経営の合理化をやることを考えると、まず石炭の費用の節約ということが大きな問題になつて來るわけであります。次に石炭の消費量の面を見ますと、今年度と大体同じ程度の列車キロを走らせました年を過去にさかのぼつてみますと、大体昭和七年がこれにあたるのでありますが、その当時におきましては石炭の消費量は三百万トンであります。今年はおそらく七百万トンであろうと思うのであります。
從つて鉄道運賃などと違つて非常に手軽に上げても、大衆負担を増すというような反対は出ないように思われるわけでありますが、この値上げによる被害を受けるのは個人ではなくて、多くの場合法人であります。銀行、会社、保險会社、殊に保險会社ねそれからいろいろな法人、これは多量に郵便物を使う。從つて極く些細と雖も、その單價の値上がりは非常な影響を受けるのです。
從つて鉄道經営の健全、不健全にさように影響するものでないと考えております。將來も陛下の行幸に対しては無賃で取り扱うつもりでおります。
申すまでもなく通信力は、経済産業の発展とともに、國民所得の原動力と、簡素便益化との要素であり、從つて鉄道及び通信の両官業は、國民の経済活動化、能率化、簡素便益化をはかるべき特性と使命を有するものであります。殊に独占事業であり、特に競爭者がないという特殊の立場にある以上、他の物價との比較を云々すべきでないと思うであります。
從つて鉄道の場合は一日約一億九千余万円、通信関係では一日値上げが遅れますと六千五百万程度、船舶運営会の方は二千一百二十万円というように、政府は歳入の減少を來しておるのであります。從つて当然近い機会に政府はこれらの歳入減に対して、補正の手続をしなければならぬと思うのであります。
從つて鉄道の経済力はどこまでであろうかということを見拔いて予算を定めることが大切である。この点に鑑みまして、旅客運賃を三倍半に値上げしたことは、鉄道自体がもつている自主的経済力に対して、國民は三倍半の負担力があるということになるのであります。これのいわゆる統計的な基礎になるものが、何であろうかということに対してお伺いしておくことは、國有鉄道財政今後一箇年にわたる根本問題になるのであります。
從つて鉄道輸送を今後國有のままで維持するとしても、遠からざる將來において、独立採算制を堅持し得る基礎は十分に発見せられる。諸外國の例に照らし、また過去の鉄道輸送の状況に鑑みて、この目標は決して誤りでない。私どもはかように信じております。ただいつから完全なる独立採算制にはいるかということが今殘されている問題であります。從つて今日ただちに独立採算制をもつて鉄道を運用しようというのではありません。
從つてこれほどうしても芦田総理の——現内閣のいわゆる行政整理に対する根本的な考え、從つて鉄道の特殊事情は多少考慮するにしましても、國鉄にはこれだけの整理をおれはさせるつもりだという総理の御意見を、この際はつきり伺つておく必要がある。そういうものが基礎になりませんと、この運賃値上げの合理的な審議ができないのであります。ひとつその点をお伺いいたしたいと思います。
從つて鉄道は他の重要産業並に取扱わるべきものである、こういう確信を当局がもたれるならば、何もそちらの方は遠慮して、百億もらうからこれで見合おうじやないかなどというようなあいまいな態度をとる必要は毛頭ないと思う。これはやはり鉄道当局といたしましては、はつきりと他の産業と同等の重要産業の取扱いを受けて、そうして特定價格の販賣を請求することが当然だろうと思う。
從つて鉄道当局としても、本年度にはぜひ松戸、平間の中で、松戸デ取手間まで電化工事に着手いたしたい、こう考えてできるだけ早く着手したい心持で準備を進めております。 次に平までの電化の延長でありますが、これもできるだけ早く工事を進めたい。
從つて鉄道の運輸において、御指摘のような嫌いなしとしないと私は考えるのであります。その後において、北海道と本州との産業という面から考えましても、東北方面が非常に重要な立場にあるということと、過去の不均衡を是正するために、北海道においても冬期輸送対策を立てますとともに、今後におきましては重点的の輸送行政をとる、こういうふうにして今やつておるようなわけであります。
併しながらその物價の出ましたのは、結局賃金は千八百円、運賃はさつき申しました三倍半という基準によつて出ましたものでありまするから、これを更に運賃の独立採算になるようにいたしますには、外の物價に対して全面的な影響を及ぼす、こういうことになりましたので、運賃の決め方はそのまま原案通り決まつたわけでありまして、從つて鉄道で使用いたしまする石炭初めその他の諸物資は、最初の四十八倍から六十五倍になつたものを使
從つて、鉄道省のなわ張り根性から、このガソリンの配給が縣廳に十分に補給されないために、東北の各縣廳におきましては、現在民間からガソリンを借りて、傳染病予防のために現在井戸の排出作業をやつておる有樣であります。縣廳を中心にしまして、各官廳の評議会を開きましたけれども、何ら解決点を見出せません。そのために、いかに災害を深刻にし、民衆を失望せしめておるかは、言葉に盡したがたいものがあるのであります。