1949-05-17 第5回国会 参議院 逓信委員会 第10号
從つて郵便料金と税の負担との均衡が、來年度においては甚だしく税が安いので、むしろ郵便料金が高いんだというような観点に立つような財政状態になつた場合においては、今千葉君の御指摘のような一般会計から取ることも適当でありましようが、少くとも現在の状態ではやはり各企業体というものが独立採算制で行くべきものであつて、而も経済九原則に基き極度の均衡予算というものの一環としてやはり独立採算制を採つてこそ日本の総予算
從つて郵便料金と税の負担との均衡が、來年度においては甚だしく税が安いので、むしろ郵便料金が高いんだというような観点に立つような財政状態になつた場合においては、今千葉君の御指摘のような一般会計から取ることも適当でありましようが、少くとも現在の状態ではやはり各企業体というものが独立採算制で行くべきものであつて、而も経済九原則に基き極度の均衡予算というものの一環としてやはり独立採算制を採つてこそ日本の総予算
從つて郵便料金、鉄道運営等の問題は、本会議に最初にかけて委員会に付託する方が、われわれとしては望ましいことでありますけれども、委員会においてたとえば公聽会、ないしは公聽会にかわるべき参考人の意見聽取等によつて取扱つて、本会議に上程するという程度の問題であるが、労働組合法等の問題はもう一歩親切なやり方としては最初に本会議にかけて一應質疑をした上で、委員会付託の方法をとるべきだ。
從つて郵便料金の値上げを見るという上においては、一般個人よりも法人の立場、あるいは團体というものの立場から、この料金を見なければならないと思うのであります。一つのものをつくつて、それを配布するといういわゆる営業関係だけでなくて、ある文化團体のようなものありましても、千人なり三千人なりの会員を持つておりますと、それに通知のはがきを出す、千人出しましてもそれで二千円という金がいるのです。
そこで三千七百円のもとの問題に還りまして、三千七百円の基準はいかようなる資料によつて出たかというならば、物償は七五%上る、從つて郵便料金、鉄道料金は三倍半ないし四倍を上げる。ところがやみ物債というものは、どういう算定をしているかというならば、二・六%程度の値上りだろうということを考えているのであります。
從つて郵便料金、かようなものの大衆課税的なものによつて、戰時中の荒廃せる施設、並びに逓信從業員の現在の人件費を賄うことは、根本的に行き方が間違つておるのであります。これを要約して申し上げますならば、かような行き方はいわゆる資本主義的な國家再建の方式に帰着するのであります。
從つて郵便料金値上げということによつて、官業労働者に対する反感が非常に強くなつてくるということは明瞭である。当局がいかに言辞を弄されましても、結果においては恨まれる者は逓信大臣ではない、怨まれる者は通信從業員である。