1949-04-21 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
從つて運賃値上げ等に対しても、いたせるだけいたし、盡せるだけ盡してみて、そうしてやむを得ずここに値上げをしなければならないという根本の理由を、國民によく認識させて、その上で上げるということになれば、國民も納得しようと思いますが、ただどうも一概にその筋の意向である、指図であるから、やむを得ないじやないかとして、われわれは、しからばしかたがないと、うのみにのむことはできぬ、私はこういう考えを持つているのでありますが
從つて運賃値上げ等に対しても、いたせるだけいたし、盡せるだけ盡してみて、そうしてやむを得ずここに値上げをしなければならないという根本の理由を、國民によく認識させて、その上で上げるということになれば、國民も納得しようと思いますが、ただどうも一概にその筋の意向である、指図であるから、やむを得ないじやないかとして、われわれは、しからばしかたがないと、うのみにのむことはできぬ、私はこういう考えを持つているのでありますが
運賃の値上げはもとより私ども民自党としましては、芦田内閣のときの値上げのときにも二倍まではいいが、二倍以上の値上げはいかぬということを、われわれの立場から論議したのでありますから、從つて運賃値上げには賛成ではないのであります。一例をとつただけであります。こうした場合に運賃の値上げをすると、インフレが助長されて困るのだ。こういう考え方だけでは、考え方が半端じやないか。
從つて運賃値上げとは関連のないものと思います。なるほどダイヤを改正し、その他すべてのサービスを改善していきたいと考えておりますが、それがために運賃の改正を延期するという考えはもつておりません。またそれがために運賃の改正を延期すべきものでないと考えます。
從つて運賃値上げにこれは重大な関係がありますので、國民がこの点も考え、恐らくは公聽会においても、石炭の問題が各方面の意見に出たわけなんであります。だから大臣は一つよくお考えになつて、どの程度までカロリーの向上と、それから又石炭の節約によつて、どれだれの金額が浮くかということは、この委員会に対しまして御報告を願おうじやありませんか、これはそう簡單な問題でありませんよ。
從つて運賃値上げになるかどういう形になるかしりませんが、少くとも運賃値上げということはまた考えられる問題であります。ところで財政法の第三條の趣旨によりますと、議會には必ず諮ることになつておりますが、遺憾ながらこの財政法はいつ實施されるかわかつておりません。